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調教学園寮夜話 官能小説-学園物

作:冬彦
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第14話『球技大会会議』-1

第14話『球技大会会議』



 8月も寮祭が終われば、夏季休暇も後半戦だ。 例年行事として、夏季休暇中に『寮対抗球技大会』が催されるのだが、それが今年は第3週の最終日に設定されている。 

 さて、いつもの寮長室。 残暑がしつこく幅を利かせるも、冷房完備なココは、すこぶる快適な空間だ。

「お聞きになりたいことがあれば、最初に伺いますわ。 遠慮なく仰ってくださいませ」

 上座で膝を折る【A4番】が、集まった同期4人に水を向ける。

「最初に人数は抑えておきたいな。 たしか『湿実寮』って、Bが1人、Cが1人ドロップアウトしたんだっけ」

 と尋ねたのは【A2番】だ。 ちなみに『湿実寮』とは、各学年の1組が所属する学園寮になる。

「Cさんはもう1人、併せて2人退寮になったみたいですよ。 夏季休暇中に補習を受けて、そのままさよならした……みたいな話だったかしら。 詳しくは知りませんけれど、そんな感じだったように思いますわ」

 応じる【A4番】。 

「えっ。 夏休みに補習って……なによそれ。 担任はノータッチだとして、あっちの寮監がキレたってこと?」

「原因は特訓週間らしいですわ。 全然いうことを聞かないCさんが4、5人いて、Aさん方の指導も及ばず……Aさん全員と、そのCさん方が、みなさんまとめて補習になったそうですの。 それで、1人だけ補習の充足が認められなくて……残念ですわね」

「そうなんだ……そんなにたくさん補習が出るなんて、私たちもあんまり他の事はいえないと思うけど、よっぽどだったんだろうね。 ところで『湿実寮』の特訓メニューって、今年はどんなのだったっけ。 寮長会議に出てたんだから、寮長は知ってるんでしょ」

 腕組みをして首を捻りながら【A2番】が尋ねた。

「一応大まかには聞いてますわ。 何でも独創性を追求してみたそうで、表題は『生理開陳週間』でした」

「せ、生理……開陳……?」

 ポカンとオウム返す【A2番】。

「ええ。 ホルモン塩飽剤で週の冒頭を全員生理にして、一週間を全員生理で過ごす中で、上下の規律を見直すとか何とか聞いた記憶がありますの。 ほら、わたくし達は、原則的に生理が月に半日だけ、週末に訪れていただくよう調整していますでしょう? 敢えてその括りをなしにして、牝性を顕わにしたらどうなるか、試してみたんじゃないかしら」

 肩を竦める【A4番】の仕草から、心情的には【A2番】と同様に、湿実寮が採用した『生理開陳週間』に呆れている様子が伝わってくる。

「……ていうか、全員生理にして、それから先はどうするのよ」

「さあ……そこまではお聞きしていませんけど、噂ではBグループさんは下着ごしにお月さま、Cグループさんには月のモノを垂れ流させて、先輩のものを後輩が清め、後輩同士で掃除しあい、床や椅子、絨毯を汚した場合も直属の後輩に清掃させたそうですわ。 Aグループさんたちだけ生理用品――といってもタンポンだけですけど――を認めて、そのタンポンに沁みたご不浄も後輩に処理させたとか。 1週間の間中、寮全体に鉄の匂いが充満してすごかったそうですわ……あんまり想像したくありませんわね」

「月のモノって……要するに月経の血でしょうが。 血を舐めさせるって、そういうの衛生的にどうなのよ……っていうか私がいうことじゃないけど、それって頭おかしくない?」

 【A2番】は苦虫をかみつぶしたようなしかめっ面。 一方【A4番】は眉根を僅かに寄せるだけで、普段と特段変わらなかった。

「まあまあ、そうおっしゃらずに……『湿実寮』さんには『湿実寮』さんの都合がありますもの。 わたくし達の感性と少し違うだけで、同じ学園生なのですから。 共感できなくても、わたくし、理解はできます。 ともかくよそ様の事情ですから、内政干渉を避ける意味で、わたくし達は口を出さない方が賢明ですわ」

「……寮長って懐広いよねぇ。 大人だなぁ」

「そういうことにしてくださいませ。 それでは他に、どなたか、今の件と別に確認されたいことはありますか?」

 【A1番】が顔をあげると、【A3番】が手を挙げていた。


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