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春射精
【学園物 官能小説】

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一つになる-2

道へ出て小走りになりながら、あたしは啓一君に尋ねてみた。
「あたし達って友達?」
「俺、オヨネのこと、来たときから好きだったんだよな。お前、美人だぞ。」
「好き? 知らなかった。でもあたし、ずっと一人だったんだよ。」
「好きって、友達と違うだろ。」
「え?」
あたしは足を止めた。よく分からないけれど、その答えがなんだか悲しかった。走って行き過ぎた啓一君は振り返り、あたしに近づきつつ
「友達みたいに簡単じゃないから言えないし、言って嫌われても嫌だし、こっちもどうしたらいいか困ってたんだって!」
風があたしのジャンパーを、柔らかくお尻のほうから持ち上げた。
「きゃっ!」
慌てて後ろを押さえたら、前がふわりと上がって、裸のそこを啓一君にじっと見つめられた。あたしは逸らさず、女のところでしっかり目線を受け止めた。
「お前、本当に綺麗だよ。」
「啓一君の、おいしかった。」
「ばか、あれ、何か知ってるのか。」
「おちんちんの袋の中身でしょ。毎日ほしいな。」
「精子だよ。卵子とくっつくと赤ちゃんができるって、習っただろ。」
「卵子ってどこにあるの?」
「女の、腹の中だろ。よく分からないけど。生理になると出てくるんじゃなかったか。生理の穴に男がシャセイするんだよ。」
「シャセイって言うんだ。あたしまだ生理ない。だから卵子もないよ。穴って?」
「さっき刺さったとこだろ。俺は痛かったぞ。何ともないのかよ。本当に刺さると思わなかったけど、お前が押し込むから。生理だったら赤ちゃんできちゃうぞ。」」
「いま痒くなってきた。ねえ、さっきあたしのどこに刺したのかちゃんと知りたいの。もう一回シャセイしない? 誰も来ない、いい場所があるんだ。行こうよ。」
まだ暮れようとしない春の日の公園はきっと暖かいだろう。あたしも啓一君も、相手に答えを出してはいなかったけれど、手を繋いで、同じところへ歩き始めていた。二人なら、もうどんな話でもできる気がしていた。


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