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人類ポニーガール化計画
【調教 官能小説】

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第26話『だせるかな?』-1


11月○日。

 前から思ってたことをお母さんに話した。 

 多分、薄々あたしの気持ちに勘づいてはいたんだと思う。 ハッキリ賛成してくれたわけじゃないけど……でも、反対されなかっただけで十分だ。 施設に入るには両親の許可はいらないけれど、学校を辞める手続きには、授業料も含めて色々あるから……協力して貰わなきゃいけないことはある。

 現実が苦しい。 学校も辛い。 将来のこと、ちっとも考えられなくなってる。 昔はあんなにキラキラしてたのに。 ま、あたしもただの中二病だったってトコか。 

 次の期末テストが、あたしが学校で受ける最後のテストだ。 悔いのないよう、せいいっぱい頑張るつもり。 

 試験が終わったら……お姉ちゃんや、先生や、友達みんなに話しが済んだら。

 そしたらあたし、人間辞めます。
  


 ……。


『だせるかな?』


 だっせるっかな♪ だっせるっかな♪ さてさて、ふむ〜ん♪
 だっいるっかな♪ だっせるっかな♪ さてさて、ほほ〜う♪

 『2ch』のメイン番組間に挟まれる、コマーシャル代わりのショートプログラム。 のほほんとしたテーマソングにのって、赤くて大きな着ぐるみに入った女性と、とんがり帽子をかぶった背の高い司会が並んで現れた。 着ぐるみはモジャモジャで、ずんぐりむっくり。 団子鼻なおむすび顔。 2人がステージの中央に来たところで音楽が止まり、司会が着ぐるみの頭部を外す。 中から現れたのは、瑞々しい肌をした20代と思しき女性。 明らかに強張ってはいるものの、満面の笑みでおどけてみせる。 女性は、それほど美人ではなかったが、愛嬌があるし、何より上品な顔つきをしていた。 続いて司会が着ぐるみのお腹に手を回し、下腹部に並んだボタンを外す。 着ぐるみの前ミソがペリペリ剥がれ、女性の挙股が丸見えになった。 お臍を中心に手術と思しき15センチ長の傷痕が痛々しい。 下着を穿いていないため、また陰毛は当然処理しているため、ツルツルのオマンコもお尻の谷間もよく見える。 着ぐるみのせいで股を閉じることも、手で股間を隠すことも出来ないでいる。 

 この番組の特徴として、司会者も出演者も、一言も言葉を喋らない。 コミュニケーションは須らく身振り手振りにて交わされる。

 司会がにこやかな笑顔で地面に屈み、指で地面を弾くような素振をみせたと思うと、懐から小さなガラス製のビー玉を取り出した。 小さい、といっても直径にして数センチ、親指先端くらいの大きさはある。 ビー玉を軽やかに弄びながら、痛々しい作り笑顔中な着ぐるみ女性の顔にもってゆき、おもむろに右の鼻孔にねじ込んだ。 下から上に、鼻に指を突っ込む寸法でビー玉を圧迫し、勢い鼻隔が圧し潰される。 司会は着ぐるみ女性の頭を掴んで動けなくしておいて、ゆっくり、けれど着実に鼻の孔を拡げてゆく。 元々見えるか見えないか程度だった慎ましい鼻の孔が、あっという間にガラス球で蓋をされ、見る影もない豚鼻だ。 鼻孔の縁は真っ赤に腫れて、さっきまでの上品さは霧消する。 それでも女性の鼻は、左右1つずつ、中くらいのビー玉をポッカリ嵌めて見せたのだった。

 続いて司会者が、宙でラケットを振る仕草。 おそらくはサーブだろう、脇を締め、何かを高く放り投げ、落ちてくるところをスパッとカット……卓球だ。 司会が女性に目配せする。 女性は不細工そのものの鼻の孔を晒し、眦に涙を浮かべながらも、懸命に作り笑顔で頷いた。 番組中は一切の声を発しない――痛みだろうと哀訴だろうと、例外はない――ルールを従順に守っている。 司会者が袂をごそごそして『ピンポン球』を出すと、女性が大きく口を開け、口が上を向く様に仰け反って見せる。 背が高い司会者はピンポン球を着ぐるみ女性の口の上にもってゆき、パッと離した。 そのまま口の中に吸い込まれるピンポン球、けれど1つでは終わらない。 2つ、3つ、4つ……ここで一旦、司会者が女性の口を抑えつけ、落ちそうになった球を奥へ戻す。 女性がブルッと痙攣したのは、おそらく咽喉部が刺激されて嘔吐しそうになったためだ。 司会者は分厚い掌で女性の口を覆い、嘔吐どころかピンポン球も吐き出させない。 着ぐるみに入ったまま何度も女性は肩を震わせたが、カチカチと口の中でピンポン球がぶつかる音以外を漏らすことはなかった。 そこから更に2つのピンポン球を押し込まれ、計六個を納めたところで女性が再び正面を向く。 口を閉じていられるわけがない。 限界まで開ききった唇の隙間からは、ギチギチにつまったピンポン玉が唾液に塗(まみ)れ、今にも溢れそうにテカッていた。 鼻を完璧に埋められ、喉までピンポン球を詰め込まれ、隙間があるといっても息苦しくないわけがない。 口許から涎を垂らしつつ、顔を赤くして息を整えようとする姿は、本人が必死になればなるほど、滑稽さ、みっともなさが助長した。

 


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