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人類ポニーガール化計画
【調教 官能小説】

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第17話『おうまさんといっしょ』-1


 10月○日

 市街の牧草地を軍が接収し、ウマのレクリエーション用に整備したらしい。 ラバースーツをつけている軍馬は、あれは『勤務』中ということだろうか? まあ、確かにあんなキツいゴムで身体を締めつけられていたら、リラックスは出来ないだろう。 ということは、軍馬がスーツを脱いで寛いでいたりするんだろうか? 気になったので、ヨアンと一緒に見に行った。 あたしの家から15キロ……自転車があれば大した距離じゃない。 

 牧草地は、まあ……だいたい予想していた通りだった。 対象は露馬のみらしく、みんな露馬用の白いハミと尻尾を着けていた。 ただし蹄ブーツは着けておらず、草原を裸足で歩いていた。 歩くときの歩調も、普段の腿あげと比べて半分弱の高さだ。 手は前にチョコンと折ったままだが、それ以外はいつもより拘束が緩く見える。 あたし達は牧草地には入れないので、柵越しにウマを観察した。 ここだと、普段街では見れない、ウマの自然な動きが観察できる。 例えば頭をブルブルっと振って嘶いたり(嘶く時の声は、もちろん『おまんこ』)、後脚で地面を掻いてみたり、前脚で空中を掻きっこしたり、ウマ同士身体を擦り合わせたり。 お互いの胸元の匂いを嗅ぎっこしたり、頬を頬を寄せ合ってハミの隙間から舌を伸ばし、互いの鼻先を舐めっこしているウマもいる。 驚いたのは、監視員が全くいない点だ。 ウマからすれば、その気になれば簡単に飛び越せそうな柵で囲われているだけなのに、1頭も逃げだす気配がない。 それに、監視員がいないのだから、もっと楽な姿勢――例えば地面に横たわったり、胡坐をかいたり――になっても良さそうなのに、全員がウマとしての基本姿勢を守っている。 逆にいえば、彼女たちくらい従順で躾けられたウマだけが、『裸馬』から『露馬』へ昇格できるのかもしれない。

 最近休み時間に流れてる番組が『おうまさんといっしょ』だ。 明らかに子供向けの番組で、他の番組に比べるとソフトな印象がある。 他の番組だと、出演者は大抵泣いているんだけど、この番組では笑顔が比較的多い気がする――といってもほとんどが作り笑顔だけど。 脱毛ケアの方法とか、どれくらい丁寧に毛の処理をすればいいかとか、オマンコの洗い方とか、為になるコーナーも少なくない。 何より音楽が穏やかで、画面を見ずに音楽だけ聞いていると、とても爽やかな気分になる。 BGMとしては上々です。

 ただ、ちょっとだけ不安なのは、この番組を見て育つ子供たちのことだ。 あたしなんかは、経済的には全然だし、自分で言うのもなんだけど、それなりにしっかりしてると思う。 でも、例えば5歳の保育園児が『おうまさんといっしょ』を見て育ったら、一体どんな大人になるんだろう? 今のあたし達は、間違いなく『狂ってる』んだけど、今の子供が10年後あたし達の年齢になったとき、ちゃんと『狂ってる』ことを理解できるだろうか? もし出来ないとしたら……あたし達が真剣に恐れなくちゃいけない『2ch』の番組は、もしかしたら『おうまさんといっしょ』なのかも……??

 




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