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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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2択-2

目を閉じたちづるを
愛しそうに見つめて言う。

「最初から、
失敗だったんじゃん。」

「んーー、、? 何が?」

「 結婚。」

「、、ふふっ  
   そっかーー。」

「本当、、。
  なんでしたんだか、、」


「 ふふ、、
    ねーー。」


  なんで結婚 したんだっけ

     私  、 、

   好き だった ?

    確かに ちゃんと

 好きだったと 思うけど 


      あ 。


  そうだ


    お父さん が


「 お父さん、、、」


「、え?」


「、、お父さんが言ったのも
      あったのかも。 」

「お父さんて、ちづちゃんの?」



ちづるは眠気と戦いながら
うずくまり、目を閉じたまま答える。


「うん、、、。 
お父さんが、言ったから、、。
『次は結婚だな』って。
     夕飯の時、、、。」

「、、。
 ちづちゃんのお父さんて
     何してる人? 」

「んー? 普通に、、
働いてる人。
   郵便局で、 、 」

「へーー。」 

「普段は、、、
 口数少ないんだけど。
 夕飯の時、1度だけ
   そう言ったの、 、、。」


    あぁ  なんか

   思い出した 

 大人になって 
   一生懸命働いて 

 そこが ゴールだと思ってた

  
    けど 


   ゴールじゃなかったんだ

 って、あの時 思ったっけ 



「、、、ちづちゃん?」



ちづるは、静かに眠りに落ちた。
しばらくちづるの寝顔を眺めてから、
タクミも眠った。


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