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セカンドラブ
【女性向け 官能小説】

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-4

そして今日も、やっぱり10時を過ぎても帰ってこなくて。
時間を見計らって作ったはずだけど、料理はすっかり冷めちゃった。

毎日、主任を待っているだけの生活。
こんな毎日を思い描いて、私は仕事を頑張ってきたんじゃない。

「5年後の私、幸せなのかな・・・」

思わず口から出たその言葉に返事をするように

「仕事に復帰するか?」

と突然主任の声がした。

「あ。お帰りなさい」

考え込んでいて、玄関が開いた音も気が付かなかった。

疲れたように、目の前のソファーに座りこんで
ネクタイを緩める。

私が選んだというフレームのメガネを外し
目頭を押さえて上を向いた。

「いきなり正社員は無理だけどとりあえず契約社員でと人事に言われた」
「え・・・?」

「池田の能力なら正社員にそのうち採用されるはずだ」
「え。あの」

「まだ若い。十分やり直せるよ」
「ちょっと待って」

「このまま思い出せないなら、その方が自然だろう」
「主任?」

「正社員雇用当時の実績証明なら当時主任の俺がする。
3年のブランクは池田ならすぐに取り戻せるだろう」
「ちょっと!」

「とりあえず、いったん2人の関係を白紙に戻そう」

「主任!!!」


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