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《見えない鎖》
【鬼畜 官能小説】

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〈蜉蝣の飛翔〉-8

『さあて、今夜は何にしようかな?楽しみにしててね』


玄関に上がると、母はいそいそと台所へと向かった。
ここから花恋は一人で二階の部屋に行かなければならない。
その足取りは重く、とぼとぼと歩くという表現しか見当たらない。


「………」


沈黙のまま、花恋は自分の部屋へと入った。
別に挨拶など言わなくても、裕太は“分かっている”のだから。


花恋は黄色いTシャツとジーンズを手に持つと、制服も脱がないままでベッドに潜る。
いくらレイプされたとは言うものの、あの男が視ていると分かっているのに、そこで着替えるなど無理だったからだ。


「ッ…!!!」


コンコンッ…と、ドアがノックされた。
そして直ぐにドアがカチャッと音を発てて開き、トントンという足音までも聞こえてきた。


(入って…きたッ)


額や脇には冷や汗が滲み、しかし、花恋は怖くて動けない。
着替えを胸にギュッと抱き締め、身体を縮こませるだけだ。


『今日はちゃんとノックしたよ。怒ってないよね、花恋?』


声の主は裕太だった。
足音は一人分しか聞こえてなかったし、侵入者は裕太だけのようだ。


『まだオマンコが痛いんじゃないの?今日は何もしないから安心しなよ』


安心しろ。と言われても、そうですか。となる訳はない。
恐怖心は少しも弱まらず、花恋は小さくなってガタガタと震える。


『なに、オマエのパンティが7万で落札されてさ、その報告に来たんだ。フフフッ…オナッてマン汁の染みが付いた可愛い布っきれが、7万にもなったんだぜ?こんな楽に儲けられるなんてなあ…?』

「ッ!!!」


ヘラヘラとした笑い声に、罪悪感など微塵も有りはしない……もう聞きたくない声はまだ傍から離れず、まだ花恋を愚弄してやりたいと唇を動かしている……。


『オマエはレイプでも濡らすんだもんなあ?あのグショ濡れ生パンに〈写真〉もセットにしたらさ、軽く15万を突破してさあ?……フッフフ……オマエは俺達の金の成る木だよ……エロオヤジホイホイだ……フッフッフ……』

(でッ…出ていってよッ!?早く出ていってえッ!)






花恋の頭の中には、顔を紅潮させた脂ぎったオヤジが、フガフガと鼻を鳴らしながらキーボードを叩いている様が浮かんだ。
まともな思考力もない、女子高生を性の対象としてしか見ない不潔なオヤジが、今も“自分”の出品画像を見て興奮していると考えるだけで、ブツブツと鳥肌が立っていくのを感じずにはいられなかった。



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