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「 罠 (人妻盗撮) 」
【熟女/人妻 官能小説】

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J田中議員祝勝会-1

チャンスは意外と早くやって来た。
うだうだと押し問答するのが面倒なのでこの日を選んだ。
お祝いに出席してくれた同じ政党のベテラン県議の隣で酌をしていた恵子さんが
満面の笑みで僕にあいさつに来た。
お祝いの封筒を渡し耳元で囁いた。「一段落したら話があるんだ。酒の席になってからでいいよ。」
田中さんのお礼のあいさつの後、祝辞も終り皆がほろ酔い気分になった頃彼女が来た。
隣の人に見えないようにスマホの画面を見せた。
「あっ」の一言だけ発して引きつったままの顔で主人に呼ばれビールを取りにキッチンへ走った。
作り笑顔でビールを継いで回り笑顔で当選の喜びを表している。
視線が合った時、スマホを指さした。
彼女は自分のスマホを手に取って隣の部屋に消えた。
直ぐに返信があった。「それは無理です。深夜に家を空けることは出来ません。
それに私は人妻です。しかもスキャンダルはご法度です。行けません。」
その後、何度何度もスマホが震えたがすべて無視した。
その言い訳を聞いたり説得する手間を省くために今日の日を選んだのだ。
上座に座る田中夫妻の前にビールをもって座った。
「田中さんおめでとう。それに奥様も今日は特にお綺麗ですね。両手に花ってこのことですね。」
「ありがとう、一時は駄目かと思う時もあったんだが妻に励まされ勝利することが出来たよ。」
「奥さんの力もあったのでしょうが勝利の原因は田中さんが女性に好かれたからですよ。
獲得票数の70%が女性票っていうじゃないですか。男前は得だなぁ。
それに田中さんはさわやかなイメージがあるんです。いい夫、いい父、いい家庭なんですよ。」
「僕も有権者にはそういう感じで話しています。そして実際そうなろうと努力しています。
だから雨宮さん達と飲みながらの猥談は絶対内緒ですよ。でもその時間が一番楽しいんだけどね。」
「今日は深夜に来客の予定があるので今日はこれで失礼します。」
「ありがとう。一段落したらまた飲みたいね。明日は東京の党本部へ挨拶など忙しいんだ。
3日は帰ってこれないな。帰ってきたら次は地元であいさつ回りだ。」


帰宅してシャワーを使い恵子を待った。
来ない。12時を回った。まだ来ない。スマホはLINEの着信音が連続している。
怒りに震えながら勃起した逸物をなだめた。
翌日朝から盗難被害届を作成した。






    盗難被害届


宮前警察署長殿
              住所=・・・・・宮前区松原町1−2
              氏名=雨宮慎太郎
              生年月日=昭和61年8月15日


          記


日時=平成28年10月3日 午後4時25分頃
場所=雨宮自宅書斎
被害=現金三万円
心当たりの人物=田中恵子(30歳)
そう思う根拠=防犯カメラの映像による。


「もし今夜また来ないようであれば被害届と証拠品を警察に提出します。
あなたが助かる道はただ一つ僕との示談に応じることです。
それには僕が納得するような嬉しい条件を出して欲しいものです。
これは決して脅迫や無理強いではありません。
納得いく示談ををするために呼び出しているだけなんです。」
万一恐喝で訴えられてもいいように万全の注意を払ってLINEを送った。
夫が東京に発ったであろう夕方を狙って送った。
すぐに返事があった。「午後11時ごろ一人でお伺いいたします。」


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