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君の隣
【悲恋 恋愛小説】

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君の隣-2

僕の手には
一枚のハガキ


差出人は高校卒業と共に全く会って居なかった、君からで。



ハガキの裏には
幸せそうに笑う君

そして

僕ではない、優しい笑みを浮かべた 人の良さそうな男の姿。




【結婚しました】



――――……


「――お幸せに、ね」


ビリビリと破いたハガキは
蒼い空に吸い込まれる様にして 消えていった



あの時、
僕が気持ちを伝えていたら


君は今も
僕の隣で笑っててくれましたか――?


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