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君の隣
【悲恋 恋愛小説】

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君の隣-1

青い 蒼い 空の下

僕は君を思い出す




照り付ける太陽の下

笑う君と

その隣には僕。



別に付き合っている訳じゃないのだけれど

僕達は何時も一緒にいたね

そう言えばあの時、君と見た海も
この空の様に
蒼く 綺麗に清んでいたね


『ねぇ竜、また来ようね』


君の瞳も
目の前に広がる海の様に清んでいて


『勿論。』


君のその愛らしい唇から
僕の名前が呼ばれる度に

僕の心は
何故かいつも波打った



今考えてみれば

それは 僕がいつの間にか君を愛していたからで




なんで 今になって気付くんだ





僕の隣には

君はもう


居ないのに。





時は残酷。

って、言葉誰かが言ってたっけ?


その通りだよ。



僕はまた蒼い空を見上げた。

早いものだ。

あの頃から、すでに5年の月日が流れただなんて。


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