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【学園物 官能小説】

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秘密の生徒指導-8

スカートを元の丈に戻し、後はホックを引っ掛けるというところまで来た友美は、芦屋に睨まれている恐怖と緊張で、手を滑らせてしまったのである。


気付けばスカートが床の上に落ちている状態。


すなわち、芦屋に黒のTバックの下着を晒す展開になってしまったのである。


一方、そのハプニングに芦屋は驚きを隠せなかった。


あの真面目で大人しい相馬友美が、こんな派手な下着を着けていたなんて。


反射的に生唾が込み上げてきた芦屋は、小さくそれを飲み込む。


「や、やだっ」


慌てて友美はスカートを履き直すが、さっき見た光景が焼き付いて離れない。


日焼けした健康的な脚に対し、妙に生々しい白い臀部。


丸くて、小さくて、キュッと上がった尻は、もはや大人の女のそれとは大差がなかった。


「す、すみません……」


ようやく身なりを整えた友美は芦屋に向き直るが、真っ赤な顔に潤んだ瞳で、こちらを伺うその表情は、普段の飄々としたソレとは違って、色気を放っていた。


変な雰囲気になったと、友美は感じていた。


てっきりこの派手な下着を見られて、怒られてしまうとばかり思っていた友美だったが、少し赤らめた顔の芦屋からは、いつものような威圧感はなかったような気がした。


隣の体育館でバスケ部のドリブル音や、バレー部のボールを打つ音、剣道部の竹刀がぶつかり合う音、生徒の掛け声が微かに聞こえる中、友美と芦屋の間には気まずい沈黙が流れる。


「……見ましたか」


「こちらこそ申し訳なかった」


わざとらしく咳払いなんかして、視線を合わせない芦屋がいつもと違って見える。


(もしかして、照れてる?)


友美が芦屋のよそよそしい横顔を眺めている内に、再びあの劣情が湧き上がってきたのだ。


作戦とか、そんな計算されたものなんかじゃなく、純粋に“この男に抱かれてみたい”という衝動が。


もはや、今の友美は本能が理性を上回り、後先の事なんてまるで考えられないようになっていた。


そして、ついに。


「せ、先生……」


「何だ」


わざと友美の方を見ないようにしていた芦屋が、彼女の呼び掛けにやっと顔を向けたその時、またしても芦屋の瞳が驚愕で大きく開く。


そんな芦屋の視線の先には。


「先生……この下着は、校則違反になるんでしょうか」


スカートの裾を胸の辺りまで摘み上げ、例の黒いショーツを芦屋の前に晒す友美の姿があった。




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