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SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

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第18話 研修、カッター訓練の備品-1

〜 海合宿 ・ 研修、備品として 〜


 2番、22番、29番の3名が『合宿用備品』として配属された集団は、調理専門学校の1回生からなる。 当然『調理実習』が研修の中心を占めている。 けれど100%が調理かというと、そういうわけでもない。 合宿には『協調性の涵養』やら『集団行動の修得』も含まれており、施設を活用したレクリエーション的なプログラムも含まれている。

 『盛付』を練習し、具材をすべて食したところで、次のプログラムは『カッター(中型の多人数乗り海洋ボート)訓練』だ。 

「全員注目」

 指導員が前にたつと、それまで昼食の余韻で盛り上がっていた1回生がたちまち静まる。 

「次の集合場所は『艇庫』前です。 しおり通りの時間に到着すること。 遅刻、早刻は認めません。 服装、備考、しおりをよく読んで行動しなさい。 日焼け止めは……そうね、この【2番】を使いましょう。 『艇庫』に置いておくから、必要なものは早めに来て塗布しましょう。 宜しくて?」

「「はい!」」

「宜しい。 それでは解散」

 そういって、指導員は【2番】、【22番】、【29】番を連れて研修室を後にする。 指導員の姿が見えなくなった途端、全員が一斉に服を脱いだ。 もともと服といって裸にエプロンと三角巾、靴下をつけただけだったので、それほど時間はかからない。 彼女たちが合宿中必携するしおりには『13:00 全裸で艇庫前集合』と記してあった。 ただいまの時刻は12:50。 艇庫まで歩いて5分かかることを考えると、悠長に振舞う余裕はない。

 余裕がないという点では、しおりを渡されていないため、次に自分たちがどんな『備品』として扱われるのか分からない『学園生3名』の方が上だった。 彼女たちは合宿中、自分で考える機会はない。 あくまでもモノとして扱われ、与えられた状況を延々と受け入れ続けるのみ。 盛付の残り香を漂わせながら、目隠しと口環、さらに鼻栓と耳栓、アナルプラグと貞操帯というフル装備で五感を封じられた姿で、首輪を引かれて艇庫へ向かう。 モノには外界を知覚する必要はないし、余計な行動を防ぐ意味でも情報は与えないに限る。 醜く不要な牝の孔にしても、塞ぐに限るのと同じ理屈だ。

 学園の少女たちにとって唯一の救いはアナルプラグと貞操帯のサイズが、普段学園であてがわれているよりも一回り小さいサイズだった点だろう。 普通ならば碌に歩けないサイズのエボナイト製プラグを、下の口で頬張りつつ気丈についてくる少女たちに、指導員は内心で舌を巻いていた。 指導員的にいうと、『備品』が粗相する姿、及び罰を受ける姿を自分の生徒に見せることで今後の見せしめにしたい気持ち、ゼロではない。 その気になれば益体なく備品を壊すことまで、指導員という立場には許されている。 けれど、今の所、少女達の振舞に対し、つける難癖は見当たらなかった。

 『艇庫』前では、先回りしたのかどうなのか、指導員と少女達に先んじて4、5名の1回生が待っていた。 もうじき8月という、夏の盛りの太陽は烈しい。 小麦色どころか真っ白い肌をした1回生にとって、日焼け止めクリームは必須になる。 
 指導員は【2番】を傍らに寄せると、カンカンと照らす日差しの下、頭からバケツ一杯の液体を被せた。 乳白色の、ややチーズ的腐乱臭を帯びたその液体が、現代におけるコパトーンだ。 紫外線を100%カットする液体が、ベタベタと【2番】の全身を覆う。 粘性が極度に強いせいで、ゆっくり垂れていって地面に零れることもなく、ほとんどがお尻や腰のくびれに留まった。 

「日焼け止めよ。 ここから掬って、自分達で塗り込みなさい」

 そういって、指導員は直立する【2番】を指し示した。 すぐさま1回生が【2番】に殺到する。 なにしろこの日差しだ。 一刻もはやく日焼け止めを塗り込みたい気持ちでいっぱいなのだ。 首、顔、胸、背中に垂れた薬液を一斉に掬う手のひらの群れ。 めぼしいところから薬液がなくなると、1回生はお尻の割れ目や股間に手を突っ込み、襞に溜まった液体をこそぎ取る。 先陣にやや遅れて艇庫前に到着した1回生も、状況を見るなり【2番】に近寄り、無遠慮に【2番】の身体中をまさぐって液体の残滓を求めた。

 身体に塗り込む1回生の姿には、これといって特筆することはない。 手で拡げた薬液を全身隈なく塗り込んだ。 首、肩、背中……強い日差しを受ける部分には念入りに。 そして、陰唇を左右にピンと引っ張った上でオマンコ全体に、尻の脂肪を左右カンカンになるまで拡げた上でアナルの皺の隙間まで塗布する。 2人で交代しながら互いの恥部をケアする様子には、今更羞恥心なぞあるわけもなく、ただの身繕いの一貫だ。 中には経ったまま片脚を頭上まで持ち上げ、片手で恥部を拡げ、もう片方の手で薬液を塗り込む器用な1回生もいた。

 一方の【2番】。 五感を封じられているため、自分の身に何が起こっているか全く分からない。 その状況で、ただ指導員に言われた『動くな』という命令だけを奉じて、直立姿勢を保っている。 謎のネバネバを頭から浴びせられ、顔を滴る粘液に束の間窒息しそうになり、突然周囲に人だかりができて身体中を擦られるし、オマンコやアナルの中まで何本も指を挿入されるも、頑なに指示を守って悲鳴はおろか身じろぎすら我慢する。 

 ――何がどうなっているかは分からないけれど、別段恐れる必要もない。 触ってくる手は乱暴だったり無造作だったりするけれど、抓ったり引っかいたり、殊更傷つけようとするわけでもない。 つまり、少女の認識では、少女自身は身体を弄ばれている、ただそれだけだ。 だとすれば現在状況が分からないとはいえ、【2番】にすると、大して怖いとは思わない。 



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