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エロスの神に選ばれし少女〜桔梗
【ロリ 官能小説】

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選ばれし少女-4

 小さな体で一人前に感じ、喘ぎ、悶える桔梗は、一部マニアの間では良く知られるようになり、根強い人気を確立して行った。

 だが、セックスに慣れるにしたがって、ビデオメーカーの要求は更にアブノーマルなもの、ハードなものへとエスカレートして行く、野外露出、野外セックス、バイブ責め、電マ責め、イラマチオ、レイプ、輪姦……五年生になる頃には一通りあらゆるセックスを経験した。
 桔梗はその過程で既に気付いていた、感じて悶えているだけでは監督は満足してくれない、常に痛がったり苦しんだりする姿を撮りたがる、辛い撮影が続いて行く……しかし、桔梗にとっても常によりハードな撮影に挑むことはアイデンティティを確立して行く事でもあった、学校中のだれよりも大人である、という優越感を与えてくれ、自信を芽生えさせたアイデンティティは、いつしかロリータモデルの中で誰よりも、そしてAV女優の中で誰よりも……と肥大していた、痛いこと、苦しいことに耐える事は、いつしか桔梗の中で自分らしくあることと同義になって行った……。
 
 十一歳の誕生日を迎えたばかりの頃、初めて桔梗の出演作に「SM」という二文字が登場した、既に桔梗はSMの意味を知っていたし、どういう事をされるのかもわかっている上で出演を承諾した。
 その作品は二人の男に監禁され、縛り上げられて輪姦される、と言うもの、大人のAV女優でも尻込みするSMの撮影にまだ五年生の桔梗は挑んだ。
 前半は二人の男による廻し、桔梗にとってそれはもうお馴染みのものではあったが、経験豊富とは言え体の小さい桔梗には相当に体力を消耗するものだ。
 しかし、この日の撮影はそこからがメインなのだ。
 まだ胸も尻も膨らんでいない桔梗の体に縄がかけられる、それは豊満な女体にかけられた縄とは明らかに趣が違う、肉を縛ると言うより骨格を縛る、桔梗と言う存在そのものを縛ってしまったかのようだ。
(もう動けない……あとは男の人たちの思いのまま……)
 まだ小学生とは言え、二人の男優も桔梗とは何度も共演済み、ためらいなく襲い掛かる。
 後ろ手に縛られた桔梗は、男優に後ろから抱えられ、脚を開かされる。
 ローターで嬲られ、バイブを挿入され、執拗な電マ責めで息も絶え絶えにされた上でイラマチオとヴァギナ挿入の同時責め、二人の男優は表から裏から、前から後ろから、代わる代わる桔梗を蹂躙した。
 ラストシーン、イラマチオで口内発射され、バックからの強烈な突きを受けて、うつ伏せに倒れ込ん桔梗は、唇とヴァギナから精液を垂れ流し、ピクリとも動けない。
(こんな事を続けさせられたら頭が変になるかも……それにくたびれちゃって体も動かない……もう無理……もう続けられない……)
 そう思う反面、別な感慨も浮かんでいる。
(でもやり遂げた……私は十一歳でここまでやったんだ……)
 
 消耗が激しく、手首や胸にもくっきりと縄の跡が残っていたので三日ほど桔梗は学校を休み、布団に横たわっていた。
 体力が回復してくると、桔梗は先日の撮影の事を思い出していた。
(あんなにくたびれたのは初めて……)
 絡みの撮影は計四回、最近の桔梗の出演作ではむしろ少ない方だ。
(考えてみると……今までとは感じる深さが全然違ってた……)
 撮影の時は気が変になりそうで怖かった、このまま何度もされたらきっとおかしくなってしまう、と恐れおののいていたが、怖くなるくらい感じていたということでもある。
(私……マゾなのかな……)
 これまでにはそう感じていたことはないが、常に前作よりハードな撮影を強いられて来た……それをこなしていく事を達成感だと捉えていたが、それだけではなかったのかも……。
(いつだって前より激しい責めをされてきて……ここまで来ちゃった……)
 思えば、父親に強要されて幼い頃から慣れていたとは言え、父親から逃げ出したいとは思っても撮影から逃げ出したいと思った事はない……。
 
 一ヵ月後、カメラの前で十字架に磔にされた桔梗の前に立つ男優の手にはバラムチが握られていた……。
 
 ムチ、蝋燭、吊り……桔梗の撮影はハードさを増して行く。
 しかし、それに耐えて耐えて耐え抜くことで、いつしかより深い快感を得られるようになって行き、更なる高みを求める桔梗の精神は、その小さな体により激しい責めを受け入れさせることを課すようになって行く……。


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