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大沢商事の地下室
【SM 官能小説】

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知子のショー-2

「ゲストは揃った、始めてくれ」
 今日は名前を呼ばない、万一の事を考えてと言うこともあるが、その方が知子へのプレッシャーにもなると踏んでいるのだ。
 ゲストもアイマスクをしている、別に顔を見られたからと言って、どうと言うこともないのだが、これも一種の演出だ。

「さ、出るわよ、顔を上げて堂々とね」
「言われなくてもそうします」
 堂々、と言うよりも不遜な態度で知子はステージに向かった。

 見渡すと10人ほどのゲスト……これで100万と言う事は一人10万以上……そう考えると、正直どんなショーになるのか空恐ろしい。
 しかし、不遜な態度を取る事は忘れない、井上がバスローブを脱がそうとすると、その手を払って自分で紐を解いて脱ぎ捨てた。
「ほう……」
「かなりいいじゃないか……」
 客席から漏れ聞こえる声にちょっとドギマギしてしまう……普段は自分が女の体を持っていることすら鬱陶しいのだ……実際のところ、自分は痩せ型の割に胸と尻が大きいのは知っている、しかしジェンダーフリー思想にとって、女性をプロポーションで評価するなどもっての他、むしろ邪魔に感じていたのだが……感嘆されてみると正直悪い気はしない……この妙な衣装を着た時は胸が絞り出されるように強調されることに嫌悪感を抱いたものだが……。
 自分でも予想外の、自分自身の反応を、知子は懸命に打ち消した。
(だめだめ、プロポーションがどうとかは人間の価値と何の関係もないんだから……)

 井上が知子をX磔にする。
 胸を隠す事は潔くないと思い、晒したままにしていた知子だが、こうやって大の字にさせられていやおうなく晒されると、顔から火が出るほど恥ずかしい、その上人前で外したことがない眼鏡を外され、ひっつめ髪を解かれると、自分を守っていた殻がなくなったような心持もする。
 本人は気付いていないことだったが、そっけない印象を与えていた眼鏡を外し、髪を下ろすと知子はなかなかの美人だ。
 顔のパーツはそれぞれ細く薄い、それらがほっそりとした輪郭と相まって、ちょっと薄幸を思わせる憂いを漂わせているのだ、上京してきたばかりの頃はもう少しふっくらしていたので、のっぺりした印象だったのだが……。
 痩せた事はプロポーションにも影響を与えている、ふっくらしていた頃はさほど目立たなかったバストとヒップを際立たせ、腰周りの贅肉がなくなったことで、メリハリの利いた曲線を形作っているのだ。
「恥ずかしいわね、胸を絞り出すみたいな衣装を着せられて、そうやって晒されるのは」
 里子が冷たく言い放つ……あくまで冷たく……。
「でもね、みんな思ってるわよ、あなたの体って綺麗よ」
「いいえ、人間の価値はそんなもので決まりませんから」
「そう、別にそれならそれでいいわよ、あたしは教えてあげただけ、あなたの価値観には別に興味はないわ、興味があるのはいかにあなたを責めて、快感と苦痛の狭間で半狂乱にして、皆さんに楽しんでもらうかだけ」
「悪趣味な……」
「それはあたしの価値観、あなたに賛同されようとされまいと関係ないわ、あなたがあたしの価値観に興味がないのと同じことね……あなたは契約をきちんと全うしてくれればいいの……もっとも縛られちゃったから、もう逃げ隠れできないけどね」
 そう言いながら、何とか股間を隠している小さな皮を止めているスナップを無造作に外してしまう。
「ああ……」
 思わず天を仰ぐ知子……。
「ぼさぼさね……ねえ、剃ってもいいのかしら?」
 すかさず幸恵が答える。
「ええ、剃毛もできることになってます」
「良かった……バリカンあるわよね」
「ええ……どうぞ」
「ありがとう、用意が良いわね……」
「毛を……剃るの?」
「剃るって言うか刈るのね、剃るには時間がかかっちゃうし」
 事も無げにヘアを刈って行く。
「お願い……少しは残して……」
「あなたにお願いする権利はないのよ、SMショーなんだから、それに契約もきちんとしてる、第一ちょっとだけなんて残したら却ってみっともないわよ」
 あっという間にきれいに刈られてしまった。
「ふうん……ちょっとだけど濡れてきたわよ」
「そんなはずは……」
「だってほら……」
「あっ……」
 里子が指で性器をなぞり、愛液を指につけて知子の目の前に示す。
「ほらね……裸を見られていることで興奮してるのよ、まして刈られちゃったからあそこも丸見えだしね」
「興奮なんかしてません」
「まあいいか、そんなこと……これくらい濡れてれば大丈夫ね……まさか処女じゃないわよね?」
「違います」
「そう、それなら気兼ねなく出来るわ……もっとも大して経験はないでしょうから、小さめのにして置いてあげる」
 里子がバイブを知子に示す……それは何ともいやらしい感じにくねりながら振動している。


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