投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

SM学園・行事幕間の最初へ SM学園・行事幕間 2 SM学園・行事幕間 4 SM学園・行事幕間の最後へ

第2話 役割分担-1

〜 2番の学園祭 ・ 準備 ・ 装飾A 〜


 1学期末に水泳と学園祭準備のみに集中する期間を、先輩方は『学(G)園(E)祭(S)WEEK』略して『GW』と呼んでいます。 GW2日目、グラウンドや体育館で先輩方がクラス発表の練習をはじめました。 昨日の今日で学園祭準備が始まったっていうのに、踊る振付や合唱の様子は、すでに何か月も前から準備してきたみたいに様になってます。 出来ればずっと先輩方の練習風景を見ていたいくらいです。 とはいえ私達の完成度は限りなくゼロに近いわけですから、現を抜かすわけにはいきません。 

 放課後。 クラス委員と文化部員合わせて15名は、昼食を早く食べて各自の持ち場へいってしまいました。

 メイン展示の15人は、教室の後ろで『ひまし油』をひたすら呑む訓練です。 生徒会から昼に渡された道具で『連結パイプ』が完成し次第、噴出の練習に入ります。 一方で、残りの4名です。 C−2組に課された端役を割り振って、その練習に入らなくてはいけません。 

「……どれどれ……『照明係』……講堂でクラス演技をする生徒を照らす『スポット照明』を担う。 機器の操作は『体育委員』が行う。 照明係は全頭マスクとラバースーツを着衣の上で、腕は背中に拘束し、高圧電源および集積LED照明を膣と肛門に挿入する。 体育委員がリモコンを通じておこなう下半身への刺激により、照明の向きと点滅、その他操作を担う。 照明の向きは下半身のグラインド、点滅は膣・肛門の収縮、その他光りの強度調節は膣・ケツ圧の調節をもってする……か。 つくづく……なんなんだろうねえ、こういう無理矢理身体を使わせようとするのって。 あ〜もう、泣きそうっていうか、逆に笑えるかも。 ふぅ」

 私から受け取った『端役の説明』――C−2組に割り当てられた『照明』『案内板』『ボディペイント装飾』の詳細――を音読した【30番】さんが深々と溜息をつきました。

「えーと……『案内板』……お腹に担当する建物の配置図を描いて、全頭マスクとお腹の部分に孔をあけたラバースーツを着る。 ゲストが来たらお腹の地図でもって目的の場所を触ってもらい、その場所まで案内する。 学園に習熟してることを見せるために、目隠しは装着しつづけるものとし、立ち止まったり、半歩でも目的地を行き過ぎたりしてはいけない。 到着に合わせて絶頂し、首輪の点滅でもってゲストに目的地を知らせる……って、なにこれ。 歩きながらオナれっていう意味だとしたら、全身拘束状態で手も使えないのに、どうやってイクの? 無茶苦茶だよ……」

 【15番】さんも、うんざりしてるのが顔付きから一目瞭然です。 まあ、そりゃそうだろうな、とは思いますよ。 多分歩きながらお股を擦って、それでイケってことなんでしょうけど。 それを当たり前みたいに要求されると辛いです。 歩きながらイクっていうのは、私達的にはかなりの高等テクニックなんです。 授業でやらされて、失敗して、躾けられて、寮でトレーニングして、どうにか2回に1回はイケるようになって……頑張って出来るようになったオナニーなだけに、やれと言われてハイそうですかという気分にはなれません。

「この『ボディペイント装飾』っていうのも大概よね……クラスのモチーフを身体に描いて、『校舎の外壁でポージングする。 学園祭終了まで一切動いてはならない……だって。 パッとみたら簡単そうだけど、よく考えたら7時間もジッとしてなきゃいけないんでしょ? どんなポーズかもわかんないし、コレが一番キツイ気がする」

 尿意や便意を含め、ヒトの身体にはジッとさせてくれない諸々の要素があります。 1〜2時間なら動くのを我慢した経験はあるものの、7時間ともなれば異次元です。 仮に私が『ボディペインティング装飾係』を担当するとして、きちんと全(まっと)うする自信はありません。

 ただ、まともな選択肢がない以上、どれか1つを選ばなくちゃいけませんよね。 4人は公平に『オマンコ』して――『オマンコ』は学園式のジャンケンです。 グーの代わりにアナル、チョキの代わりに尿道、パーの代わりにオマンコを広げて勝ち負けを決めるのがルールです――【30番】さんと【15番】さんが『照明係』、【19番】さんが『案内係』、【6番】さんが『装飾係』に決まりました。

 一旦決まってしまえばあとは練習あるのみです。 照明係になった2人は、仕様書とにらめっこしながら胎内にLEDを挿入して、オマンコを締めたり緩めたりと試しだしました。 案内係の【9番】さんはお腹にC棟の絵を描いています。 【6番】さんは、まずは自分の身体にかくクラスモチーフを作るべく、黒板に叩き台を描きはじめました。 

 これ以上私が傍にいても、出来ることはなさそうです。 後は4人に任せるしかありません。

 そういえば学園祭当日の動きについて、2回目の打ち合わせがありました。 時計をみると、15分前。 そろそろ頃合いな時間です。 私はみんなに一言断ってから、ひまし油の匂いが充満した教室を後にしました。


 


SM学園・行事幕間の最初へ SM学園・行事幕間 2 SM学園・行事幕間 4 SM学園・行事幕間の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前