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会社の備品
【OL/お姉さん 官能小説】

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備品の日常-2

■視点 岡田香澄

 家を出た私は、駅のプラットホームでアナウンスを聞きながら、指定された場所でやってくる電車を待っていた。服装も指定されたもので、ミニスカートを履いている。先月までを考えるとありえないことだ。満員電車に乗るのに、こんな短いスカートなんて……。

「おはよう、岡田さん。」

 どきんっと、心拍数が跳ね上がる。振り返ると同じ駅から乗る同僚の皆藤さんがいた。

「おはようございます……。」

 皆藤さんの視線が、私の頭から胸へ、胸から下腹部へと這う。気持ち悪い。

「うん、指定通りの服装だ。今日もかわいいね。」

 そう、今日の服装と、そして待つ場所を指定してきたのは、この皆藤さん。

「今日は俺が当番だから、今日一日よろしく。」

 粘りつくような気持ち悪い笑みを浮かべる皆藤さんの視線に、私の全身が舐めまわされる。その視線から逃れるように、私の視線は足元へと移る。

 当番とは、正式には『備品管理当番』。言ってしまえば、優先的に私を自由にする権利を持つ人のことで、日替わりでローテーションしていく。当番の人以外にも、私に対していろいろとしてくるのだが、それは当番の人が何もしていないときに限られる。

「……。」

 今日これからのことを思うと、とても返事をするだけの気力はなかった。すると、皆藤さんの手が私の腰へと回り、さわっとお尻を撫でられた。

「なっ……!」

 体を捩りその手を逃れると、皆藤さんを睨みつける。

「やめてください……。」

 信じられない、こんな公共の場で……。

「やっと目を合わせてくれた。ずっとこっちを見てくれないんだもの。おじさん、寂しくなっちゃうよ。」

 にやにやと笑うそのいやらしい顔を、本気で殴りたいと思う。そんなことをしてもクビにはならないと思うが、何をされるか分かったものではない。会社での私の立ち位置は、誰よりも低い。もしかしたら彼らの商売道具であるパソコンよりも低いのかもしれない。そんな私が逆らえば、待っているのはお仕置きと称した陵辱だろう。

 ……それだけはイヤだ。


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