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『とある普通の恋人達』
【女性向け 官能小説】

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『とある普通の恋人達』-2

結局、淳史の急な性欲に完全に呑みこまれてしまった明香は、後ろに向き直り、淳史と対面した。
そして両腕を淳史の首にからませ、激しくキスをする。
「ぅんっ…ちゅ…ん…」
チュッ…ぴちゃぴちゃ…
DVDでアメリカの俳優が何かを英語で叫んでいる。その俳優の声と明香の甘美な吐息と、口づけの音が部屋にこだまする。
舌を絡ませ、お互いの唇の柔らかさを堪能し合う。
淳史はキスをしながら明香のブラウスを脱がし、背中に手をまわし、ブラのホックを外した。
淳史は下唇が厚くマシュマロのように柔らかい為、明香はいつも淳史の下唇を甘噛みしたり、吸い付く様にキスをしたりする。
淳史はあらわになった明香の弾力ある白い胸のやわらかさを両手で楽しみながらキスを続ける。
明香はセックス前の、この濃密な口づけが好きだ。
明香に言わせれば、いざ性感帯をあちこちと探りながら愛撫される時よりも、この濃密なキスの時のほうが愛液が下着を濡らしていくのだそうだ…。
世の中の女性は皆そうなんだろうか…?よこしまにそう虚ろに思いながらも、淳史は自分自身の股間が、このキスにすら反応している様子を少し恥ずかしいと感じつつ、毎回キスをするこの時間は、きちんと大切にしてあげている。

上半身裸になった明香が淳史の下唇から自分の唇を離し、「はい、バンザ〜イ」といい、淳史のTシャツを脱がした。
時折、夕暮れの冷たい風が吹き込む薄暗い部屋で、まだ上半身だけ裸の二人の体は既にほてっている。
きつくお互いを抱きしめ合い、淳史は明香を抱きしめたまま優しくソファーに寝かせた。
カチャカチャ…
と、淳史が明香の上に跨がったままベルトを外し、ボクサーパンツをジーンズと一緒に脱いだ。
それから淳史は明香のスカートを脱がし、明香に半身かぶさりながら薄暗闇に白く浮かび上がっているパンティのうえから、割れ目の上にある敏感な部分を指でツツ…となぞる。
「あぁッ…ん」
ピクン!と下半身を震わせ明香が声を漏らす。ふっくらとした恥丘の割れ目から肉芽がプクリと顔を出し始め、淳史はパンティの中に手を入れ、明香のトロリとした蜜でグチョグチョになった秘部に触れた。
「明香、もう凄い濡れちゃってるよ…。」
「………。」
明香は顔を真っ赤にして、淳史から顔を背けた。


「イカせてあげる…。」
頬や首、耳にキスの雨を降らせながら明香の肩を抱くように右手を腋の下から通し右の胸を鷲掴みにして揉みしだき、左手で明香の秘部から蜜を掬い上げ、○リト○スに塗り、そのまま指をなめらかに滑らせ、クルクルと感触を確かめながら、ヌチョヌチョと音を響かせながら愛撫する。

「はぁあっ!あぁんっ…ぅうんっ…はぁっ…あぁんっぃゃあ…はぁんっっ!!」
同時に数箇所を愛撫され、明香は腰を浮かせたりくねらせたりしながら淳史の愛を体中に感じている。

「明香…喘ぎ声が凄い可愛い…もっと聞かせて…?」
淳史はあちこちにキスをしながら、なおも愛撫を続ける。
「あっ…くぅ…はぁっはぁっ…あぁ…っあぁんっ」
明香が小刻みに体を震わせ、息も絶え絶えに言う。
「あ…つしぃっ!…もう…ダメぇっっ…!!あぁっ…イッちゃ…うっよぉっ…!!イクッ…!イッちゃ…うぅっ!あぁっ…あぁん!!」
「いいよ明香…もっと感じて?イッて…?」
「あぁんぁっ…」
そう言うと明香は淳史の背中に手をまわし、きゅっと強く抱きしめ、ジワっと愛液を更に多く滲ませ、ビクビクッと大きく痙攣し体をのけ反らせてソファーに沈むように果てた。


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