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変態学園の日常
【学園物 官能小説】

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第24話 29番日誌24-2


―― 7月○日 快晴 ――

 野外プールは、知ってはいたものの、本当に足がつかなかった。 いざ水にもぐると底が見えない。 全然泳ぎは得意だし溺れる可能性なんてないだけど、無性に背中が寒くなる。

 初めにみんなで水に浮く練習をした。 膝を抱えたままで浮かぶ『ダルマ浮き』、力を抜いて手足をダランとさせながらの『クラゲ浮き』、水面から顔をだしての『あおり浮き』にけ伸びしながらの『ふせ浮き』と、ひたすら水面に浮かび続けた。 口が塞がれて息ができないから、鼻で息をするしかないんだけど、鼻の穴を拡げられているせいでリズムが難しい。 何度も噎せてカルキの香りを吸い込んだ。 水面で身体の維持に努めるうちに、プールサイドの教官から『そのままでマスをかけ』なんて号令が飛んでくる。 浮きながらお股に手を持っていって弄ってみたけれど、ゆらゆら不安定な水中でマトモに感じられやしないから、最後はがむしゃらにくじり倒してどうにかイクことができた。 もう一回オナニーさせられたとしたら、多分時間内じゃイけなかったと思う。

 次は『慎み深く泳ぐ』ということで、おまんことアナルを押さえた姿勢で泳がされた。 殿方も泳ぐ場所においては、牝臭い汁が漏れること自体失礼になる。 せめて牝のふしだらな体液を流さないために口に栓もすれば、股間も隠すことになるという理屈だ。 右手でおまんこ、左手でアナルを覆って泳ぐのは骨が折れた。 平泳ぎは溺れた蛙みたいになるし、背泳ぎやクロールは蛇がくねりながら水面を這う恰好だ。 一番大変なのはバタフライで、身体を『くの字』にくねらせながらドルフィン・キックで水をかくたび触れた指先がお股に喰いこむ。 動き自体も糸ミミズが身体を反らせては折り曲げるようで、全然前に進んでくれないし……泳ぎながら泣きそうになった。 
 最後は『犬かき』だ。 これは手首を90度に折ってから『お手』の要領で水をかき、顔を水面からあげたまま泳ぐ。 今までは犬かきを楽だと思ったことはなかったのに、お股に手を宛てながら泳ぎ続けた後だったからか、かつてないレベルで泳ぎやすかった。 まさか犬かきに救われるとは思ってもみなかった。

 学園風の泳法を練習した後に『立ち泳ぎ』を練習した。 おまんこに5kgの鉄球を挿入してから、沈まないよう足で水を搔き回し、手は真上に伸ばしたまま上半身を水面から出す泳ぎ方だ。 もし鉄球を落せば、そのまま底まで潜ってとりにゆき、おまんこに咥えて浮かんでこなくちゃいけない。 でもそんなの出来る訳ないから、つまり落とせばゲームオーバーだ。 みんな内股になって必死におまんこを締めていたから、顔が真っ赤だ。 でも内股だと立ち泳ぎそのものが難しくて、どうしても沈みそうになる。 じゃあ浮かぶために足を拡げればいいかというと、拡げた瞬間フッとおまんこから力が抜けて、頬張った鉄の感触が鈍る。 そうなったらマズイということで、また内股になる繰り返しだ。 水泳の授業が始まってから一度もプールサイドに上がっていないせいもあって、体力の消耗が半端ない。 30分近く立ち泳ぎをしたところで合格を貰い、無事全員揃ってプールから上がった時、疲れ過ぎて足の震えが止まらなかった。 脹脛(ふくらはぎ)がビクンビクンってなっていて、まるで痙攣みたいで、その場にしゃがんでからしばらく動くことができなかった。
 
 本音をいえば、いままででも指折りの疲れる授業でした。 昨日の日誌で『水泳が楽しみ』なんて、お気楽なコメントをしてしまったバチがあたったんだと思います。 ぜんっぜん楽しむ余裕はないし、それどころか沈むのが怖くて緊張しっぱなし。 ちゃんと水底に足がつくF棟プールの方が、野外プールより絶対いいです。 明日も水泳の授業があるんですけど、どうか神様、激しい雨が降りますように、どうぞよろしくお願いします……。






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