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変態学園の日常
【学園物 官能小説】

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第12話 29番日誌K-1

〜 29番の日常 〜



―― 5月○日 晴れのちにわか雨 ――

 下半身も大事だけど、腕力(かいなぢから)も大事ということで、腕の筋力アップを図ったメニューをこなした。 午後の1限目(つまり5限目)はグラウンドの端にある『全長25メートル・高さ3メートル』の『雲梯(うんてい)』だ。 脚を胡坐に組んだままで雲梯しろ、と言われ、とりあえず雲梯のてっぺんまでよじ登る。 そうしておいて脚だけ胡坐をくみ、膝立ちの要領で雲梯を掴んだ。 身体を前後に揺すり、反動を利用して次のバーを片手で掴む。 その勢いでもう片方の手を更に前に伸ばし、バーを掴むことの繰り返しだ。 真下から見上げる教官には、いくつものおまんこが頭上を通る姿が丸みえだっただろう。 雲梯のペースが落ちると、寸分違わぬ鞭が私達のおまんこに弾けるから、みんな一段飛ばし、二段飛ばしで大急ぎで雲梯をこなした。 それぞれ雲梯を15周ほどこなしたところでチャイムが鳴った。

 午後2限(つまり6限目)は『登り棒』をつかったトレーニングだ。 足を左右に拡げて伸ばした『Vの字』をつくったまま、腕の力で登り棒をてっぺんまで登る。 棒のてっぺんにはエボナイト製の太いくびれがあって、てっぺんまで登ったら、次はそのくびれにおまんこを擦りつけ、子宮の先にあたるまで咥え込む。 そうしておいて、おまんこを棒から引き抜いて『Vの字』のままゆっくり降りる。 下半身を固定することで反動が使えなくなり、純粋な腕力で体重を引き上げるんだけど、華奢な私達には中々厳しいトレーニングだ。 足をVの字にするだけならそんなに難しくないのに、V字のまま棒を握ろうとすると、途端に姿勢が苦しくなる。 顔を背けたり、足を曲げたりすれば即座に鞭が飛んできた。 身体を棒に近づけるためには、おまんこの襞で棒を挟むようにしなくちゃいけない。 また、身体を上に持ち上げるためには、少しでも下半身と上半身を近づけた方が楽で、そうするとおまんこが顔に近づいてしまう。 嗅ぎ慣れた、鉄が錆びたように饐えた匂い。 まるでおまんこをセルフクンニするみたい。 ようやくてっぺんに着いたと思ったら、今度は真上からおまんこを棒に挿す段取りだ。 私より先に登り切った22番さんが棒の先を咥えていたんだけど、まるで鉄棒に串刺しにされたみたいで痛々しかった。 登り棒の時間は、これも15回登って降りてを繰り返したところでお開きになった。

 午後3限目(7限目のことです)も、基本は登り棒と変わらない。 校舎の壁にぶら下がった『綱』を掴んで屋上に登る『綱登り』だ。 6限と違うところは、両足を180°開脚した姿勢のままバインダーで固定されたこと。 足を文字通り真一文字に広げたまま、綱を手繰って身体を持ち上げなくちゃいけない。 綱は全部で7本ぶら下がっていて、一度に7人ずつチャレンジする。 最初の7人が登っていく様子は、左右交互に揺れながら動く木製の玩具のようで、ぱっくりと膣口が開いたおまんこが丸見えだった。 下から眺めると、おまんこってグニュグニュして、パクパクして、本当に生き物の口みたいに見える。 私のアソコもあんな感じだと思うと、改めて鑑賞されることが恥ずかしい。 何で牝の体の真ん中には、おまんこみたいに汚らしい場所があるんだろう。
 自分の番が来て、拡げきった股をピリピリさせながら、一生懸命綱を握った。 一度登り始めると、もう自分のおまんこが見られることなんてどうでもよくなる。 何しろバランスを崩しでもして手が離れれば大怪我だ。 自分がどう見られているか、いまのおまんこがどんな形かなんて余計なことは考えず、ひたすら目の前の綱を手繰る。 時々風にあおられて綱ごしにクリトリスが校舎の壁に擦れたけれど、変に気を取られることもなく無事屋上に辿り着けた。 

 最終的に全員無事に屋上についた時は、7限終了の10分前だ。 次に何をするんだろうって思っていたら、今日の授業はこれまでってことで、教官はチャイムが鳴るまで屋上で自由時間にしていいといった。 ちょっとの時間でも、指導がない時間はありがたい。 こんな感じでちょくちょく優しいから、みんな、勿論私も8号教官のことは好いてるんです。(ただ鞭が痛すぎるのだけは勘弁して欲しいですけど……)

 私は【2番】さんとお喋りしながら、屋上に寝そべって空の雲を眺めていた。 羊雲がまばらに散っていて、すぐそこに夏の足音が聞こえた。





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