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変態学園の日常
【学園物 官能小説】

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第5話 29番日誌D-2



――5月○日 雨 ――


 学園にはたくさん体育館があって、今日は小さい『トレーニング体育館』で練習した。

 短距離走を伸ばす時、邪魔になるのが『苦しい』『キツイ』の感覚だ。 身体が限界を迎える前に、脳が『これ以上走るな』『スピードを落せ』っていう信号を出して、それが『苦しい』『キツイ』の正体だという。 なので短距離走の時は『脳を活動させちゃダメ』だって。 無意識で身体を正しいフォームで動かせば勝手にタイムが伸びるそうです。 いやぁ、8号教官って、たまに優しいだけで基本的にはバリバリの体育会系と思う。 これって要するに『気合だ』ってことですよね? 気合だ、気合だ、気合だ〜なんて、あんたはどこのアニマルだ、っていう。

 そこで『走っている最中は脳に走ることを考えさせない』トレーニングになる。 かわりに考えることは、相変わらずピンク色のオナニーだ。 トレーニングルームの付属装置の1つ、ラバースーツを着る。 パツパツだ。 それからスーツの中のアタッチメントに強力なローターを取り付ける。 ローターは全部で6つ。 両乳首、臍、クリトリス、膣口、肛門に振動が直接伝わるようにセットされた。 スーツからは送電ケーブルが伸びていて、体育館中央の電源装置に繋がっている。 後はスーツの中に媚薬成分があるローションを塗り込めば準備はOK。 インターバルを挟みながら、電源装置の周りをグルグルと、ひたすら全力で走り続ける仕組みだ。

 私達が苦しくなって、走る速さが、ノルマの『100メートル15秒』より遅くなるとスイッチが入る。 そしたら、もう理性なんて言ってられない。 ローターだけでもヤバいんだけど、特にローションが凄くて……何もしなくても身体が火照ってしょうがなくなって、自分が自分でなくなっちゃう。 何とか自分からオナニーするのは我慢できても、ちょっとでも刺激されたら堪りません。 頭が一瞬で真っ白にスパークして、ひたすらイキ続ける以外何も出来なくなっちゃうんですよ……。(ついでにいうと息もできませんから、気絶しながらイク感じです)

 そうならないために高速で走り続けられればよし。 そうなったとして『走ることを考えない経験』が出来るもよし。 どっちでも走力が鍛えられる優れもののメカニズムだ、なんて8号教官は笑顔で言ってたっけ。 ……個人的には、今までで一番キツかったかなあ。 さっきも書いたけど、全力疾走し続けるなんて無理だし、息が上がったところで強制的にイかされて、しかも一度イかされるモードに入ったら気絶するまで終わらない。 気絶は気絶でも、全力の気絶。 軽い気絶だと、すぐ次の刺激で目が覚めちゃって、またイくことの繰り返しだから、何にも解決しないんですよね……。 水の中で息を止めたり、鼻から色んなものを吸わされたり、息が出来なくて気を失うのは慣れてきた。 でも、擽(くすぐ)られたりイきながら息ができないのは、どうにも慣れるのが難しい。

 私達のほとんどが碌にノルマのスピードをこなせなかったから、トレーニングの時間はみんなイきっぱなしでした。 うるさくはなかったかな。 みんな息が出来ないから、口をパクパクさせるだけで、多分オマンコもお尻もパクパクしてたんだろうな〜なんて思います。 あ、ちなみに私は最後に一回イっちゃいっただけで、それ以外はずっと走ってましたよ。 長距離走よりも短距離走の方が好きかもです。

 


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