投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

変態学園の日常
【学園物 官能小説】

変態学園の日常の最初へ 変態学園の日常 6 変態学園の日常 8 変態学園の日常の最後へ

第3話 29番日誌B-1

〜 29番の日常 〜


――5月○日――

 主要教科(数学、国語、理科、社会)、副教科は、それぞれの『教科係』が内容を記録している。 指導を受けた生徒や、クラスの課題もメモしている。 だから、わざわざ『日誌係』の私が重ねて記録することもないだろう。 

 ただ、体育係は存在しないから(体育委員がいる)、誰も体育の授業内容の記録をとってないことに気づいてしまった。 ちょっと悩んだけど、まあ、とりあえず『日誌』に書くことが少ない日(別に無いわけじゃないですよ?)は、『体育の授業』のことを書くことにする。 『体育』はほとんど毎日3時間もあるから、『体育』で日誌を埋めることができるんだったら、私的には丁度いいです。 教官的にみて、もしもダメなら教えてください。 ちゃんと別のネタを考えますので、悪しからず。

 ということで、今日の体育。
 今日というより、今週っていう気もするけど、長い距離を走ってばかり。 来週の体力測定・5000メートル走に向けてのトレーニングも兼ねているんだろう。

 柔軟体操の後は第2グラウンド――1周200メートル――を15周、周回する。 私達が1周したところで8号教官も一緒に走りだすんだけど、教官に周回遅れにされたら指導対象だ。 15周終えた教官は、まだ走っている生徒を指導する。 指導の定番は『一本鞭』で、たまに『電気鞭』だ。 走っている時だから狙い辛いはずなのに、乳首や恥丘がビリビリくるくらい、痛烈な鞭が飛んでくる。 教官は鞭捌きがすごく上手で、痛みも格別。 少しでも指導を減らすためにみんな必死で走るんだけど、叩かれたら、どんなに息が上がっていても、大声で『ありがとうございます!』と叫ばなくちゃいけないし、後になるほどスピードは落ちる。 とにかく教官は物凄く足が速くて……ほとんどの人は毎回指導されてます。 最後の1人がゴールしたときには、半分くらいはお尻が真っ赤。 私は足が速い方だから、どうにか指導されずに済んでいるけれど、指導されたことがないのは、私と2番さんくらいじゃないだろうか。
 
 身体を冷まさないよう、少したったら『流し』の時間だ。 100メートルを8割くらいの力で走るのを、5本。 フォームチェックも兼ねていて、上体を起こし、腿(もも)をちゃんと上げて、大袈裟なくらいダイナミックな動きを意識して走る。 結果的にオッパイが弾んでいれば、たいていOKをもらえる。 こじんまりした動きになってたり、ちゃんとオッパイを揺すれてなかったら、鞭でビシリだ。 
 
 インターバル・トレーニングにも取り組んだ。 第1グラウンド(1周400メートル)を5周・8分で走って、そこから更に2周を8分で走るのが1セット。 これを休憩無しで5セットこなした。 アップペースの時は普通に走るんだけど、ダウンペースの時は自分でオッパイを握りしめながら走るようにいわれて。 指の間からオッパイがはみだすくらい強く握ると、手のひら越しに心臓の鼓動が伝わってきた。 変な話だけど、運動してる〜って実感が湧いた。 ちなみに全員がおまんこに『ショッカー(遠隔操作できて、スタンガンのように小型高電圧をだす装置)』を入れられてる。 途中でギブアップしたらエンドレスで通電されるのを知ってるので、誰一人脱落者はいなかった。
 
 最後はみんなでジョギングをした。 時間はみっちり60分。 1キロを6分と設定して、ペースを崩さず全員で完走するのが目的だ。 全員完走に成功すれば御咎めなし、失敗すれば追加ペナルティで『浣腸ダッシュ10本』をクラス全員に連帯責任で、となれば失敗するわけにはいかない。 1キロ6分……走りだす前は、かなりキツイと思ったけれど、インターバル・トレーニングに比べれば大分楽だ。 一定のペースで走る方が、私は性にあってると思う。
 結果は……全員無事完走! 2組、スゴイ! 
 
 まあ、全員が全員スゴイわけじゃないですよ。 クラスで運動が特に苦手な30番さんは――幼年学校だと運動も優秀な方だったんだろうけど、ここではそういうわけにいかない――途中から顔が青くなっていた。 22番さんが傍について、途中からずっと風除けをしてあげたから、最後まで完走できたんだと思う。 30番さんを1人で走らせてたらと思うと、危なかったね……。(私も途中で気づいて、22番さんに並走して、30番さんを庇ってあげたんですよ♪)
 
 あとは整理体操だけ。 いつもの恥ずかしい体操も、全力で取り組んだ体育の後だと、恥ずかしいというよりも爽やかな気分がするから不思議。 

 そんなこんなで、ちょっと早めに教室に戻ることができたから、長めに『日誌』をつけてます。

 8号教官は、機嫌がいい時と悪い時の落差が大きい。 機嫌がいいときは声の調子で分かる。 明るくて、ハキハキしていて、笑顔に裏表がない感じがする。 逆に機嫌が悪いときは、不自然なくらい明るい声で、やたら笑窪がめだって、つまり『笑顔すぎる』時。 満面の笑顔で、でも目だけは笑ってなくて……楽しそうに鞭を振るから、逆に不気味で怖いんです。 指導回数も決して少なくないし、一発の鞭の痛さでいえば、教官の中で一番だと思うし……そういうわけで、8号教官は、個人的には恐くて苦手な部類。 ただ、他の体育の教官と比べたら先を見て授業をしてくれてるとは思います。 1組や3組の教官の話を聞くと、3時間ぶっ通しで『放尿訓練』や『柔軟しながらセルフクンニ』といったこともザラだっていうし。 その点、8号教官は恥ずかしい運動ばかりじゃなくて、ちゃんと純粋なトレーニングを混ぜてくれてる。 そういう時間は、私たちも素直に無心でトレーニングに汗を流してる。 だから雑念なしに取り組める分だけ、午後の体育はあっという間に過ぎる気がする。

 毎日3時間も体育があって、最初は怖くて嫌だった。
 でもいまでは……どちらかというと、午前より午後の方が楽しみになった。 


変態学園の日常の最初へ 変態学園の日常 6 変態学園の日常 8 変態学園の日常の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前