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変態学園の日常
【学園物 官能小説】

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第2話 29番日誌A-3



――5月○日――
 
 終わりのHRは、委員長と副委員長が仕切っている。

 7限が終わって体育館や運動場から教室に戻ると、すぐにHRを始めることになっている。 委員長と副委員長が教壇の前に立ったところでHRが始まるんだけど、2号教官の指示で『放課後の時間を大切にするために、授業終了から5分以内に開始する』ことになっているからだ。 第2グラウンドや第1体育館で7限の体育をしていれば話は簡単だけど、遠くにあるプールなんかで体育を時間一杯した日なんかは、時間通りHRを始めるために全員全力疾走だ。 廊下を走ってはいけないから、必死の競歩で教室に戻る。 一秒でも早くHRを始めれば、機嫌によっては、御咎めなしな時もあるから。 2号教官は教室の後ろから見てるだけ。

 委員、係からの連絡の次は、日直による『今日の反省』だ。 はじめは『淫乱なオケツの振り方が甘く、ケツマンコから無分別にくっさい匂いをまき散らして〜』みたいなことを延々と言っていた。
 今は随分事務的になった。 『○番さんが指導を受けたように、我々は全体的に腰を振る速度が遅く、外観的にくびれが足りません。 もっとくびれさせるよう、太腿や腰を鍛えて、せめて意識して動きましょう』という具合だ。 どちらが恥ずかしいかというと、以前の形式の方が恥ずかしい。とはいえ以前は適当にみっともない言葉を繋げていただけだ。 今はそれなりに頭をつかってコメントしなくちゃいけないため、どちらが大変かというと今の方が大変と思う。

 掃除の担当を委員長が決めたあと、副委員長が決めた『今週の目標(笑顔でオナニーとか、笑顔でおしっことか、笑顔でセルフクンニとか、笑顔で放屁とか、そんな感じの目標)』を唱和する。ここで漸く教官が教壇にたち、起立、礼、の挨拶だ。 普通と違うのは、礼のタイミングで『今週の目標』に添った形で絶頂しなくちゃいけない。 例えば目標が『笑顔で放屁』だったら、かなり難易度が高くなる。 起立する前に性欲を昂ぶらせておいて、礼のタイミングで恥部をひねり、さらに肛門を息んでイきながらオナラをする。 『ありがとうございました』という代わりに、一斉に首輪を鳴らすことが2組の終礼の挨拶だ。 それなりに揃っていれば、2号教官は何事もなく終わりにしてくれる。 でも、5人以上ランプが点らなかったり、明らかに首輪の絶頂音がずれていると、全員その場で『机の角オナニー』の指導だ。 イク回数は3回。 ヘラヘラ作り笑いをさせられて、机の角にお股をゴシゴシ擦りつける惨めさは堪らない。 机の角オナニー自体はどうってことないけれど、最後の1人が終わるまで掃除ができないから、掃除担当は部活にいくのが遅くなる。 当然部活で先輩から指導がある。 他にも部活に向けてオナニー回数を制限し、部活でイキやすくしたいのに、こんなところで性欲を削りたいわけがない。 これってば地味に辛くって、だから、ちゃんと一発でHRを終わらせることは、私たち全員の大きな目標だ。
 
(あの、教官、私たちの……なるべくHRが短くなるよう、その……えーと、よろしくお願いします……っていうか、もう少し甘くしてくれたらいいなぁって、みんな思ってます。 でも、そんなの私達のただの甘えですよね。 教官がそうしてくれるよう、一生懸命力を合わせて頑張ります!)
 


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