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変態学園の日常
【学園物 官能小説】

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第1話 29番日誌@-3



―― 4月○日 ――

 1時間目、道徳。 自分の分析は、恥ずかしいけれど、正直に答えた。
 2時間目、美術。 自画像の時間。 アソコのスケッチは恥ずかしいけど、身体的には楽だ。
 3時間目、国語。 ディベートは咄嗟に反応しなくちゃいけなくて、みんな苦労してる。
 4時間目、数学。 幾何学開始。 どの図形もアソコの形をしていて、似たような問題が多い。
 5〜7限、体育。 持久走の練習。 走りながら隊形を変えるのは難しい。

 もうすぐ4月が終わる。 学園生活が始まってから、一か月だ。
 ……あれっ、たった1ヶ月……ですよね? うん、間違いなく1ヶ月です。 
 1ヶ月のはずなのに……なんだか、もっとずっと長い間学園で過ごした気がするんだけど、これってば気のせいなのかぁ……ちょっぴり不思議な気分。 つい一ヶ月前まで自分が幼年学校にいたなんて、まるで自分じゃない誰かさんの話みたいで、全然実感が湧かない。 

 なんでだろうって考えると、どうも授業に対する姿勢が違うからな気がしてきた。

 幼年学校だと、数学も国語も、まあ、机に座って先生の話を聞いているだけだった。 良くいえば真面目に、悪くいえば受け身になって、たまにぽーっと窓の外をみたり、別のことを考えながら過ごしていた。

 今は違う。
 
 学園では常にアソコを弄り、気持ちをコントロールして、その上で課題に取り組んでいる。 課題自体もさることながら、制約が嫌っていうほど厳しくて、ボーッとするなんて有り得ない。 学園のリズムに合わせるだけで一苦労で、1コマの授業を乗り切るためのエネルギーが半端ない。 だから、どの授業も必死にならなくちゃいけなくて、余所見をする余裕なんて全くない。 授業の内容は別として、取り組む姿勢に関しては『受け身』の180度正反対だ。 こういう内面の違いって、私が思っているより大きな変化なのかもしれない。

 ともあれ、もうすぐ中間試験だ。 授業の成果はテストで確かめるもの。 

 正直、教官からテストの説明を聞いたときは、ひたすらアソコを弄りながら受けるテストなんて、絶対おかしいし、意味がないと思っていた。 でも、今は、意味がない、とは思わない。(……まあ、逆に言ってしまうと、今でも『おかしい』とは思ってる) 

 社会も理科も国語も実技も、そして何より数学も。 自慰をしてから記述するテストだろうが、自慰しながら解答するテストだろうが、やっぱりテストはテストだと思う。 斜に構えていいものとは思わない。 だって、今の私達を判定する基準なんだから、今更意味がないなんていうのは、やる前から負けてる証拠だ。 何にも努力しないで(例え、その努力がちょっぴり恥ずかしくていやらしいとしても)文句ばっかりいうなんて、全然前向きじゃないし、かっこよくない。

 2番さんみたいに、誰よりも激しく喘ぎながら、いつでも大声で『絶頂許可願います!』って叫んで、大きく足を開いて腰を振る姿は、私にはカッコよく見える。 つまり、学園が求めている姿に、一生懸命取り組んでいれば、中身なんて二の次で、一生懸命さ自体が素敵なんだってこと。

 変なプライドや恥ずかしさなんて、誰にためにもならないと思う。 少なくとも私のためにはならない。 多分、クラスのみんなも、真剣にテストを考えてる。 最近の2組を見ていると、みんなの授業態度が変わってきた気がする。 指導が怖くて真面目に取り組んでるっていうよりは、テストでいい成績が取りたいから、頑張ってポイントを押さえにいくみたいな違い。
 実は私もそんな1人だ。 いい成績をとってどうこうしようって所までは考えてないけど、どうせテストがあるんだったら、いい成績をとりたいなって思ってる。 いつも褒められてる2番さんや、率先して教官に応える22番さんには勝てないにしても……私だって幼年学校は首席で卒業してここにいるんだから、ベストを尽くせばそれなりの結果に繋がるはず!

 長々と日誌を書いて(しかも小さい字ばっかり)失礼しました。
 あの、私、本気で頑張るつもりですので! 結果を楽しみにしてください♪
 





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