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尚代 その後
【若奥さん 官能小説】

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その後-1

 尚代も夏純もその日のうちに退院した。
 やがて、尚代の家は、あらかたの修理と清掃が完了した。
 ちょうど、その頃に刑事が二人やってきた。
「いやぁ、大変でしたね。お身体の方は、もう大丈夫ですか」
「はぁ、なんとか……」
「家の中もだいぶ片付いたようですな……」
「あのぅ、あの男はどうやって家に入ったのですか?」
「なぁに、簡単なことですわ。……」

 刑事は、窓からのピッキングのことや男の素性などを尚代に説明した。そして、男は家宅侵入と器物破損の罪で逮捕・勾留中とのことだった。現在は傷害や監禁について調査中とのことだった。
 そして、強姦罪の適用という話になった。
 夏純は強姦罪については親告しないという旨を刑事は尚代に伝えた。
 尚代はこの話を聞く前に生理が訪れていた。心配していた妊娠は回避できたのだった。
 そのことと夏純の話を聞いて、尚代も同じように、今回は親告しないこととすることにした。
 あの事件以来、姉の夏純とは会っていない。

 夫の浩二は九州から帰って来たときに、尚代を求めたことがあったが、全く尚代を満足させることもできず、自分だけ放出して寝入ってしまことがほとんどだった。
(あの男の言ってた通りだわ)
 横で寝ている夫の寝顔を見ているうちにだんだん憎らしくなってきた。と同時に、身体があの屹立を求めていることを感じてきた。
(悔しいけど、あの男が欲しいわ。………こんな主人じゃ……)
 九州に夫が赴いている夜、一人になると、尚代は足首と腿を縛り付け、脚をMの字に開いて椅子に腰掛け、大型のバイブで慰めることが多くなった。あの男に襲われたときのことを思い出して……そして、更に責められることを想像しながら、大声を上げて逝った。
 そして、自ら浣腸を施し、浴槽に体を沈め、排泄を我慢しながら、湯の中で女の豆を弄くりながらバイブを抽送して絶頂を迎える日も多かった。アクメの声を上げながらアナルから思い切り噴出できる快感は何にも勝っていた。尚代にとってこの瞬間が至福のときだった。


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