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おっぱい搾乳訓練所
【学園物 官能小説】

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29.2人目、研修の終了-1

 早朝施設玄関にて。

 カチャカチャ、ガチャリ。 鉄製の無機質な『簡易運搬ボックス』を和美が手際よく組み立てている。 大きさは小型のスーツケースほどで、縦横80センチ、厚さ30センチといったところか。 鉄の骨組みと鉄板からなっていて外からは中が全く見えない。

「……」

 ザッ、ザッ、ザッ。

 おなじみの箝口具に目隠し、それに加えて耳栓と鼻フックで戒化粧を施した少女たちが、ひなこを先頭に歩いてくる。 少女たちはそれぞれ自分の番号がついたボックス――例えば先頭の少女は『ウン子1号生』のナンバープレートがついたボックス――を前にすると、身を屈め、手足を縮めて中に入った。 『簡易運搬ボックス』に入れられると、誰もが胡坐に組んだまま上半身をペッタリ足にひっつけたような恰好になる。 ボックスはそれぞれが誂えたように、少女のサイズにぴったりだった。 『簡易運搬ボックス』に嵌った少女は、もはや一寸も身動きが取れない。 そんな少女の肛門に、ひなこが特大のホースを挿す。 ホースに付属した小さいチューブは、股間に回して尿道だ。 続いてホースの反対側を少女の顔にもってゆき、箝口具の口栓を外してホースを嵌めた。 これで少女が運搬中に催したとしても全て自分で再処理できる。 『簡易運搬ボックス』を汚すことなく目的地まで快適に搬送できる工夫だった。

 そう。 こうして少女たちは梱包され、それぞれの新しい居場所へと搬送される。 無事に『ぶりぶりマスター』として認定された20名。 或は工場備えつけの『生体部品』として、もしくは『排泄物処理機』として、それとも『排泄オブジェ』として……とにもかくにも、無事にDランク社会人として出荷されることになった。 少女たちにとって幸福かどうかはさて置き、新たなスタートが訪れたことに対しては、自信をもって首肯できる。

 20名全員を箱詰めし終えたちょうどその時、小型のトラックがやってきた。 トラックの運転席には誰もいない。 けれど、トラックは道路に沿ってピタリと動く。 現代のトラックは全自動管制システムを備えており、運転は全て自動になっている。 具体的には車に内臓されたナビが道路事情を判断し、細かい指示を『クラッチ・システム』に連結した『Dランク少女(ドライバー)』に出す。 五感を封じられ車の一部となった少女は、ナビの命令を受けて機械的に車の操縦桿を動かす。 例えば『ブレーキ』のタイミングがくるとナビによって『右乳首に電流が走り』、少女は『オマンコに咥えたレバーを締めて』ブレーキをかけ、車が止まるといった具合だ。

 トラックから下りてきたのは、パリッとしたスーツに身を包んだ女性――胸には『B・899EU653』のプレートがついている――と、女性に続いて全裸の女性4名だった。 全裸の女性陣は一様に黒革の首輪をつけ、腰にメタリックな下着を穿いている。 ただし下着は中央に大きな穴があいたOバックで、肝心な部分は丸出しだった。

 和美とスーツ女史が二言三言、言葉を交わす。 『時間にキッチリだと助かるわ』『お疲れさま、確かに20名の『ぶりぶりマスター』を受け取ります』『よろしくね』、といったところだろうか? 

 スーツ女史がサッと手をあげる。 すると全裸の女性たちが2人1組でがに股になって『簡易運搬ボックス』の両サイドに回り込み、トランクにおまんこを押しつけた。 手を頭の後ろに組み、太腿の筋肉がモリッと茂らせる。 ひなこが両手を使っても持ち上げられないトランクが、しかも中に小柄とはいえヒトが入っているというのに、ズリズリ、ズリッ……地面から離れた。 全裸女性が持ち上げ――いや、オマンコでもって挟みあげたというべきだろう。 そのままアヒルのようにヨタヨタと、けれど下半身はみっちりトランクに密着させながら、全裸の女性たちはトランクを荷台に載せる。 ひなこは怪力、いや怪オマンコに呆れながら全裸女性の様子を見ていたが、トラックの荷台にトランクを下ろした直後の女性は、股間にくっきり赤い痣が、トランクに併せて刻まれていた。 

 全裸の女性たちは、確信はないが、Dランクの『おまんこ駆動機』だろう。 『手を使わずにおまんこでもって』全てに取り組み、『挟む』『咥える』『運ぶ』『握る』『搾る』といった力仕事を専らとするDランクがある……そんな風にひなこは学園で習ったが、おそらく彼女たちが該当するおまんこだろう。 自分もかなりおまんこを鍛えてきた方ではあるが、持ち上げられるのはせいぜい10キロが席の山だ。 1つトランクを運んだと思えば、休む間もなく次のトランクをおまんこで挟む。 グッと血管が浮くほど股を締め、トランクを持ち上げてはヨタヨタ、ヨチヨチ、みっともないおまんこ運搬だ。 そんな女性陣に対し、和美もスーツ女史も一切目もくれない。 完全に眼中にないらしい。 

 ひなこはふと考える。 改めて考えてみると、必死におまんこで運ぶ行為は確かに恥ずかしいし無様だが、それはあくまでも誰かが見てくれた場合に成立する状況だ。 今のように『誰からも無視される中おまんこを無駄に酷使して運搬する行為』と『誰かにバカにされ、恥をかきながらオマンコを酷使する行為』では、いったいどちらがミジメだろうか? そりゃあ、バカにされるのは辛いけれど、まだ相手にしてもらっているだけ救いがあるし、必ずしも前者がマシとはいえなんじゃなかろうか――?

 ……そんなことを考えている間に、全裸女性は全てのトランクを積み終えて、自らも荷台に屈む。 しゃがんだ姿勢で自分の両足首を両手で掴み、背中を反らしてお尻を突きだす。 いや、突きだしているのはお尻というよりおまんこだ。 不自然なくらい背中を反らしているため、黒ずんだおまんこがぱっくり拡がり一目瞭然になっている。 スーツ女史はトラックの助手席に戻り、エンジンをふかす。 そのまま挨拶もせず、満載したトランクと、荷台の後ろに並んだ4つのお尻、おまんこと共に去っていった。


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