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尚代 第二話
【SM 官能小説】

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夏純-1

「なんだぁ?乳首も、だんだんしこってきてるじゃねぇか。……どうだ、奥さんは一晩に何回くらい逝くんだ?」
 息が弾んで答えられないのと、あまりに不躾な質問に、さすがの夏純も赤面してうつむいてしまった。
「ほれっ、答えろよ?……」
「いたたたっ……痛ぁぁい」
 硬く勃起した夏純の乳首に爪を立てた。
「奥さん、旦那の前で逝かせてもらうってのは妻としてあたりまえのことなんだぜ。……いいか、奥さんというものは、仕事から帰ってきた旦那には、まず飯食わせて腹一杯にさせる。そしてベッドの中でうんと甘えて、旦那の玉袋に溜まっている子種を気持ちよく抜き取るのが務めなんじゃねぇのか。そのご褒美に奥さんは何度も何度も気を遣らせてもらって、明日の元気をもらうんじゃねぇのか。なぁ、尚ちゃんよぉ。そうだよなぁ。……昔から奥さんの仕事ってのは、そう決まってんだ。……ベッドに入って、本気出して奥さんが逝かなかったら、旦那だって思いきりっ出すもんも出ねぇやな。……さては奥さん、浮気してるんか?それとも旦那への気持ちが冷めてたりして。どうなんだっ?……気持ちを込めて旦那と寝てるのか?」
「ああっ、……逝ったことはあります」
 俯きながら消え入るような声で答えた。
「バッカァ、俺は、一晩に何回逝くかを聞いてるんだ。……さあ、どうなんだ?……まず、女のサネで何回だ?チンポ挿れてもらって何回だ?……それぞれ言ってみろ?」
 夏純はすでに真っ赤になっていた。人前で、しかも妹のいる前で、夫とのセックスについてつまびらかにするなどと思ってもみなかった。
「ああん?……どうなんだ?」
「挿れてもらったときに……たぶん、一回は……」
 ナイフをちらつかせてきかれ、恐る恐る答えた。
「何を挿れてもらったときだか、はっきり言ってみろ?」
「はい……ああっ、ええっ……はいっ。……チンポですぅ」
 首筋まで真っ赤になって、震える声で隠語を口にした。たぶん旦那の前でも口に出して言ったこともなく、生まれて初めて声に出したのだろう。目尻に光るモノが浮かんでいる。
「ほう……じゃぁ、腰が抜けるほど逝ったことはないんか?」
「腰が?……抜ける?……はい、ありません」
「尚ちゃんよぉ、聞いたか?……ほとんどマンコが未開発じゃねぇのか?……そうか。じゃぁ、腰が抜けるまで、……一人では立てんくらいになるまで、女の悦びを味あわせてやってやるか」
「いやぁ。……しないでぇ」
「おい、夏純さんよ。……昔だったら、どこの奥さんでも、ひと晩に一回しか逝かないなんて、言ったら……そんなこと言ったら、反対に真っ赤になって恥ずかしがるもんだぜ。それこそ女の恥ってもんだ。……奥さんとして失格だってな。……」
 夏純は黙ったまま俯いている。
「色は真っ黒なのに、それほど使い込まれていないということか。……まあ、処女同然とはいかねぇだろうが、俺専用のマンコにできるってわけだな。家に帰るまでに、俺のチンポにあった肉壺になるように、マンコの形を変えてやるぜ」
 夏純は、嵐が早く去るのを待つかのように完全に俯いて目を閉じていた。

「まずは、洞窟探検といくか。……奥さん、俺の指はチンポ以上に厳しいぞ。俺の指でさんざん啼かされた女はいっぱいいるからな。覚悟しとけよ!」
 夏純の顔が曇った。
 最初は両手の平全体を使って、肉壺の口をマッサージする。これは、愛液の元のバルトリン腺が異常ないかを見るためだった。
「もう、ジワッと潤んできてるじゃねぇか。……マンコは正直だなぁ。……よし、洞窟の天井はっ、と……」
 右手の指を蜜壺の口にあてがった。
「こん中に鍾乳石があるかな?」
 右手の二本の指を鈎の形にして挿入した。壺の奥を探っている動きが、見るからにいやらしい。蠢くたびに、夏純が身体を捩り、しぼった声で呻いた。
「ううっ、ううっ……ううううっ」
「いい感じだ。ツブツブの鍾乳石があるじゃねぇか!……奥さん。数の子天井だぞ。……ほらっ。ここを、……ほらっ、押さえると良い声が出てしまうだろ!」
「ああん……ああっ……」
 指の動きに応えて、夏純が声を漏らす。
「ここで擦られたら、旦那は気持ち良いはずだぜ……」
 指はさらに奥に進む。洞窟探検が続く。
「いたたたっ、痛い……」
「ははっ、子宮口は硬いな。……奥さん、ここは?」
「あうん、……あはぁ、いやん」
 身体をくねらせている。
「いいいいいっ……いいい、いやぁっ……」
 一瞬吠えるように叫んだかとおもいきや、その後は言葉もなく、身体を小刻みに痙攣させている。そのうち蠢く指の間からなにやら飛沫いてきた。
「おい、尚ちゃん。お姉さんの潮吹きでぇす。……どうだ、滝のように凄い勢いだろう」
「ううっ……ううっ……ううっ」
 低い呻き声と共にシャワーのようにブバッブバッと指の動きに合わせて、辺り一面に飛び散っている。
「さあ、どこまで持つか」
 神田はいつまでも指を蠢かせている。最初は呻き声だけだった夏純も顔が真っ赤になって息も絶え絶えになってきた。
「うあっ……おっ……ねがっ……いいいぃ……やめっ……てぇぇぇ」
「今日はこのくらいかぁ」
 三十秒は続いただろうか。ようやく、蜜壺から指を抜いた。夏純はゼイゼイと肩で息をしている。
「ねぇ、もう止めてぇ、……あそこが熱くてじんじんするぅ……痺れているぅ」
「まだまだ、もう少し……」
「もう、堪忍してぇ」
 今度は蟻の門渡り、すなわち蜜壺の口とアナルとの間の薄い部分を右手の指先で押すように擦り始めた。目を閉じた夏純の半開きの口から良い啼き声が漏れ続けている。
「あああん」
 身体を捩り、アナルが窄まった。
「ここが一番敏感なんだ。ほらっ、尚ちゃん、見えるか?……ここを押すと……ああっ、ほらっ、豆が動いてる」
 夏純は、ひいいぃ、ひいいぃ、という声を上げながら身体をくねらせている。


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