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君へ
【失恋 恋愛小説】

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君へ-3

好きなのに別れるしか出来なかった若い二人。幼い考えではそれしかなかった。最後は笑顔で手を振り別れた。
いつもの電車に乗り、家に帰った。メールが着ていた。
【ありがとう。半年しかいれなかったけど、本当に愛してた。って言ったら嘘臭いけど…ナナの笑顔に救われた。2年後、またどこかで会ったときは笑顔がいい。じゃあ元気で。】
私は泣いていた。今まで我慢していた糸が切れたように。でも止めようとはしなかった。
好きなのに、大切なのに…私だって本当に愛してたよ。子供の戯言って言われるかもしれないけど私は本気だった。半年だけだったのに。
笑ってバイバイ出来て良かった。淋しくないって言ったら嘘だけど、君がくれた全ては私の宝物になって力をくれる。
ネックレスは外してしまったけど、君を忘れる為じゃない。もしまた会えたなら、もっと強く綺麗に笑いたいから。
だから、だから元気で。
大好きだった君へ。


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