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尚代 第二話
【SM 官能小説】

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選択-5

 雲ひとつ無い、夏の青空が拡がっていた。蝉の鳴き声がうるさいくらい聞こえてくる。
「おい、目を覚ませ!……これから良いものを見せてやる。しっかり見ろよ」
 尚代が重い瞼を開けた。
 目の前には黄緑色の人が立っているのが、ボンヤリと目に入ってきた。
 良く見ると、姉の夏純だった。
 夏純はベランダの真ん中で、黄緑色のワンピースを纏って立っていた。その姿は、脂がのって熟した身体にピッチリとフィットして、男を誘う妖しさを醸し出していた。
「さぁ、夏純姉ちゃんには、今からこのベランダでストリップをやってもらうからな。……ふふふ、目の前にあるテーブルの上で、女のすべてをさらけ出していくのをいっしょに見るんだ。……今はストリップ劇場なんかはほとんど無くなったから、女が服を脱いで、裸になっていくのを、ほとんど見ることができなくなっったから貴重な経験だぞ。……」
 男は夏純を縛っていたロープをほどいた。
「さぁ、夏純ねえちゃん!妹のオッパイは助けてやったんだ。さっさと、ここで服を脱ぐんだ。言うこと聞かなかったら、今度こそ妹のオッパイを引き抜いてやるからな」
 ロープをほどかれた夏純だったが、立ち竦んで動こうとしないのに苛立った男は、穿いていたズボンからベルトを引き抜き、ヒューンと音を立てて夏純の目の前で振った。
「さっさとしねぇと、このベルトで鞭打つぜ」
 夏純は思わず首をすくめて目をつぶってしまった。
「さぁ、どうするんだ」
 ペシッ。
 真っ正面から夏純の胸を鞭打った。
「痛ぃっ……ううぅぅっ……」
 痛みを押さえるために身体が前のめりになって、身体を捻って悶絶している。胸を押さえた手が膨らみをさすりながら、指が開いたり閉じたり繰り返している。
 パンッ。
 今度は、屈んだその背中に鞭打った。身体が起きて、胸の手が背中の方に回った。
「あうっ……やめてぇ……やめてください」
「脱ぐ気になったか?」
「ええっ、そんな……」
 再度目の前でベルトを振り回した。
「わかったわ。……脱ぎます」
「なかなか往生際が悪いじゃねぇか。さっさとストリップをしろ!逃げようなんて考えるなよ。これが目に入るだろう。余計なことしたら、妹の身体に……わかるな。ははは」
 男は、ナイフを手にしていた。それで、尚代の頬をヒタヒタと叩いて脅した。

 夏純は背中に手を回し、ワンピースのフックを外した。
 その様子を椅子に腰掛け、ナイフを手にした男とデッキチェアに寝そべっている尚代が見ていた。
「いいぞ。……全部脱ぐんだ」
 ニヤニヤしながら男が声をかけた。
 ワンピースを脱ぎ、薄グリーンのキャミソールを脱ぐと、すっきりした濃青色の揃いのブラジャーとパンティだけの姿になった。程よく脂肪が乗っていて、ブラジャーやパンティの端からは、弛んだ皮膚がたくれて見えた。そこそこにバランスの取れた熟女といった身体つきだった。
 これでいいか、という表情で夏純は男の方を見た。
「そこで、回れ!」
 夏純は手を胸と股間にあてて、グルリと回った。
 ムチムチした身体からは妖艶な色気が発散されている。
「下っ腹の出具合がいいカーブを描いているな。……うん、なかなか熟した色っぽい身体つきじゃねぇか。……よぉし、正面向いて手を降ろせ」
 熟女であることを示すかのように、下腹部に脂肪の弛みが見える。ヘソの下には脂肪が溜まっていて、薄い縦縞模様が見えた。子供を産んだことを示す見事な妊娠線だった。
 男が顎で脱ぐように指示した。
 夏純はブラジャーのフックをはずし、丁寧に畳みながら脱いだ。
 尚代より一回り大きな乳房がボロンと現れた。妊娠線がここにも現れて、重そうにデロンと垂れていた。
「そこで、回れ」
 重そうな乳房が揺れながら回っている。 
「ふうん、これはまた、大きなオッパイのおねぇちゃんじゃねぇか。……年頃だねぇ、すっかり熟して、揉みがいのあるでっかいオッパイだなぁ。妹とおんなじで、乳輪の大きさと乳首のバランスがいいなぁ。垂れ気味で揺れているところなんかが、なんとも色っぽいぜ。……おい、早くしろ!パンティもだ」
 夏純は、腰骨に手を回し、パンティに指を掛け、するすると降ろした。
 尚代以上に黒く豪快な茂みが現れた。
「二人とも、そろって毛が濃いな」
 無遠慮に男が言う。
 足首からパンティを脱ぎ去り、ブラジャーの上に置いた。股間に降ろした両手の隙間から隠しきれない黒いものがはみ出ていた。
「おい、脱いだ下着を持ってこい」
 男が言うと、夏純は今脱いだばかりのものを男に手渡した。
 男は汗で湿ったパンティを手に取り、拡げてパンティの底を見ている。
「見ないで……」
 クロッチの部分は、股間の土手のカーブを綺麗に写しとっていた。真ん中部分が縦に凹んで、花びらの長さ分だけ白く汚れていた。
「まだ、暖ったかいぜ。……しかし、ずいぶん派手に汚してるじゃないか。……おい、糸引いてるぜ。……もう、俺たちに見られて、感じてたんだな」
「えっ、……感じてなんか……」
 夏純は赤い顔に変わったようだが、明るい日差しの中では、変容がわからなかった。


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