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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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優しさに触れ…-2

風馬君の家、かぁ…。さっきは軽く提案してくれたものの、思えば私一度も彼の家に行った事ないなぁー、まぁ正式には中にお邪魔した事はない、か、佐伯君が刺された時には確かに皆で…、けどあんなのはノーカウント、これからが始まりだ。

「おばさん元気?」
「…まぁ、そうだね僕の前では。」
「?」

この前星を観に行った時話してたな、父親が単身赴任だとか。

「子供の頃、お母さん君の事気に入ってたよね、覚えてる?」
「うん、キャンプで一緒に料理したり、小物作りもやったりして。」
「そうそう、縁日の時何て髪を結んであげて。」
「それを見たおじさんが可愛いって褒めてくれたもんね。」
「!そう、だね。」

おじさん、と聞いて急に顔が暗くなる。

「風馬、君?」
「……。」
「大丈夫?」
「…あっ!うん、さて勉強教わろうか。

彼も私と同じように何か問題を抱えているのかな、それなら助けてあげたい。


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