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おっぱい搾乳訓練所
【学園物 官能小説】

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21.うんち検査-1

 『排泄強化者』という表現は、その語感の悪さからか、他にもあだ名がついている。 曰く『脱糞マシーン』『ウンコ製造機』『ぶりぶりマスター』……名称が意図するところは、排泄行為を人格の上におく姿勢。 個人が排泄するのではなく、排泄するために個人が存在する。

 『排泄強化者』に認定されるには、腸内での容量や排泄の質以外にも、いくつかの制約をこなさねばならない。 そのうちの1つが『アナルプラグの使用禁止』だ。 いつ、いかなるときでも適切に排泄できることが『ぶりぶりマスター』の条件ゆえに、排泄を強制的に止める道具とは相容れない。 また『ぶりぶりマスター』はプロポーションの維持も課せられる。 大量の食事に伴う栄養摂取過多、続く肥満化は『ブリブリマスター』の因業といえよう。 けれどひとたび太ってしまえば、生体機器として接続できない場面が出てくる。 では運動すればいいかというと、そういうわけにもいかない。 何故なら、少なくとも排泄器官を機械に接続している間は動くことはままならないからだ。 ではどうするかというと、身体を機械に固定される間に、例えばお腹を蠕動させたり、その場で筋肉に力を込めて発熱させたりしてカロリーを消費する。 そうやってあくまで体形を維持しつつ、大量の排泄を適切にこなすことで、ようやく『ぶりぶりマスター』の認定が下る。

 少女たちが『再検査』を言い渡された背景には、このような苦しい『ぶりぶりマスター』の認定があった。 即ち少女たちは、ある程度『排泄を我慢』したり『肛門を締めつけ』たり、『機械に接続されながらのカロリー消費する術を身につけ』ている。 だからこそ8Lに達しようかという流動食を無理矢理押し込まれ、その上で一晩排泄せずに耐えるという芸当が可能だった。

 少女全員に8Lの流動食を抽入することに成功した和美とひなこは、夜、20人の股間の間を歩き回った。 机に固定された少女たちがトイレにいけるわけもなく、排尿は専ら検査官が手当てする。 つまり『尿瓶』を順番に股間に宛がい、その都度プシッと放尿させる。 『……まだ我慢、まだ我慢、絶対漏らさず朝まで頑張れ……!』と呟きながら、歩き回る和美。 ひなこは和美の後について、どんどん重くなる『尿瓶』を抱えて回る。

 ひなこは、本当はもうトロトロで、早くシャワーを浴びて休みたかった。 何しろ嘔吐を何度も浴びて、身体中が生ゴミの匂いで悲惨なことになっている。 部屋全体が臭すぎるから気にならないが、ひなこのタイツの隙間にこびりついた汚物など、間近で嗅げば失神するほどの凄まじさだ。 けれども和美が休もうとしないせい中、ひなこ1人が『休ませてもらう』わけにはいかない。 口を『への字』に結んで恨めしそうについてゆくひなこは、結局和美と同様に、朝まで一睡もできなかった。
  
 ただ、ひなこ達の苦労は無駄ではなかった。 机から拘束を解かれた少女たちが、順番に『重量計』を跨いで排泄したのだが、どれも見事な戸愚呂をまいた、太くて立派な恥ずかしいウンチだ。 しっかり水分が吸収された繊維質が重なった、匂いも下品でくっさいウンチ。

 ムリッ、ミシッ、ムリムリッ……ムリムリムリ……。

 肛門がぽっかり開いて太いウンチをひりだす音からも、よくこなれた排泄だということが伝わってくる。 宿便や軟便が漏れることもなく、安定した極太のウンチ。 それらは軒並み『5.5キロ』を超え、中には『6キロ』に達したものもあり、無事に全員が初日の『蓄便検査』に合格となった。

 排便を終えた少女たちが一列に並ぶ。 上半身を真っ直ぐ倒し、足首を掴んで股の間から顔をだす。 排便後のお決まりで、肛門観察による健康チェックだ。 直腸の色艶、オケツの張り、腸液の分泌、便滓のこびりつき具合でもって腸の調子を検査してもらう。 ひなこはぽっかり広がった肛門を見ても、正直何も分からないが、和美には色々解るらしい。 和美がチェックしたあと、ひなこはペーパータオルで各肛門を拭って回り、少女たちの便滓を後始末した。

 さて、健康チェックを済ませた少女たちは、再び机の上に登り、次なる排便に備えてお腹を休める。 計量済みの排泄物を廃棄して、ここでやっと、ひなこと和美の休息だ。 シャワーを浴び、食事を取り、僅かに仮眠するために猶予された時間は合計3時間。 ひなこは大急ぎでシャワーを浴び、貪るように食事をとり、泥のように眠りについた。 一方の和美。 2日目からは『朝』と『夕』、1日2回の検査がある。 つまり今日の夕方には2回目の検査、『噴便検査』が待っている。 噴出に適した軟便を出させるために、飼料へ乳成分を多めに添加しておかなくては。 検査に併せて便を調整する作業も、検査官の大切な仕事だ。 こういう事前準備を済ませてから、ようやく和美は一息つく。 すべての段取りを終えて終えてから和美がベッドでまどろむ時間は、往々にして1時間にも満たないのだった。




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