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続・華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第14章 女の崩壊-1

第14章 女の崩壊(1)

 バイヤーとサキが帰り際に、再びハーフミラーを覗くと、薄暗い部屋の中に美弥と四人の男たちがいた。
 美弥は二人の男に挟まれている。男たちは美弥の身体に襲いかかっている。
 ハーフミラーの下部に付いているスピーカーから弱々しい美弥の声が聞こえてくる
「あうっ!……ああっ」
 美弥は、死にもの狂いで太腿をすぼめた。だが、五人の身体には興奮剤を混ぜたローションが塗ってあり、美弥の必死の抵抗もまるで無意味だった。男たちは指を軽く動かすだけで、腿の間をすり抜け、恥ずかしい秘裂へ到達できた。
 バイヤー夫婦はまばたきもせず、上気した美弥の様子を見入っていた。ゴクッと唾を飲む音が聞こえる。

 足立が合図すると、他の三人が美弥の身体を弄りまわしている。
 わき起こる歓喜に美弥は膝がゆるんでしまい、下半身の力が抜け、たちまち腿を開いてしまった。
 そしてあけっぴろげなポーズで啼き始めた。
 足立はうすら笑いをもらし、秘裂に肉棒を挿入していった。そしてゆるゆると身体を動かしはじめた。
 バイヤーの夫人はなまめかしくほくそ笑んで、鏡の中を見入っている。

 美弥は、涙でかすむおぼろな目で、じっと足立の顔を見つめた。
 これから朝まで陰惨に弄ばれるのは必至だった。死にまさる辱めも覚悟した。
 悩ましい感触にあらがい、美弥の満身に緊張がみなぎってきた。
(負けるもんか……)
 それにしても、なんというおぞましさか。何本もの手が、あらゆる恥ずかしい女の急所を、無慈悲に嬲っている。
 じっとりと汗にまみれ、美弥は恐ろしい秘悦の感覚と戦っている。
「おい!……もう、逝きそうだぞ」
 美弥の体に、恥ずかしい震えが起きていた。気配を感じた足立がいっそう激しく動き出した。
 三人の興奮した目が、かつて繊毛のあったふもとを見ている。
(あぁ、もう。……もう、もう……)
 美弥の苦しい悶えには、甘美な陶酔が混入している。
 出たり入ったりする肉棒は、白濁でぬめり、妖しい光沢を放っていた。
 抑えることのできない痙攣が始まり、真っ赤な顔は、汗まみれになっている。
「さあぁ、このハイジは淫乱で、刺激にもろい女だ。……さぁ、嬲りものにしてやろう!」
 足立が得意げに叫ぶ。
 そして、単調な前後動から一変、身体の向きを変えて、ググッ、ググッと、変則的に突き上げた。
「あうう!」
 美弥の鼻孔が啼いた。
「おい、みんな。……もう抑えなくていいぞ」
 足立の声は誇らしげに、自信にみちていた。
(あ、あと、もう、少し……)
 美弥はつらそうに眉をしわめ、首をのけぞらせている。
「うっ、……ふん」
 再び鼻が啼いた。
 こわばった体に、ブルンと震動がつらぬき、太腿がガクガクと慄えはじめた。
「あっ、あうう、いいいぃ…」
 あえぎ声を出すまいと歯をくいしばり、髪をふり乱し、目じりを吊り上げた美弥の顔は、悲壮というより、凄惨であった。
 だが、抵抗はそこまでだった。
 足立が突然動きを止め、ニヤニヤ笑っている。
「あああっ、……お願い。やめないでぇぇ……」
 血を吐く思いで哀訴を口走ってしまう。つい知らず恥ずかしく腰がうわずっている。
「脚をもっと開け!」
 冷たい声に逆らえない。
「ああ、いや、……」
「うん?……これでもいやかい?」
 チョイと前後する。そして冷酷に突いては、放れる。
「ひ、ひどい‥…も、もうちょっと……」
「もっと開け!……そうだ。もうすこぉし開いて、……さぁ、自分から深く咥えこんでみろ」
「そ、そんな、いやぁ……」
「まだまだ、もうひと息。……そら!」
 肉棒が蜜壺にぬめり入り、屈辱の快感を煽って、サッと引いてしまう。
「うふん」
 美弥の意識は快楽と現実の狭間でさまよっている。肉棒一本にあやつられ、足の指がもどかしそうにうごめいている。
「こう?これで……お、おねがい」
「だめだ。足を俺の腰に巻き付けろ」
「あっ、いやぁ。……ねっ、は、早く……動いて……」
 美弥は、腰に巻き付いた脚を引き、むせび啼き、翳り花を足立に強く密着させていく。
 身体の中からわき起こる熱い欲望にうろたえ、美弥は、無意識に首をふり、身体をふるわす。半分開いた口から見える歯をかみ鳴らし、胸を波打たせてあえいでいる。
「ゆる……して。もう……あぅ」
「うむぅ、……いいぜぇ」
 足立はリズミカルにリードしていく。
 血走った目で見守っていた坂藤が、こらえきれぬように美弥に近づき、タプタプ暴れる乳房を舐めている。
「千葉、口だ。……口をねらうんだ」
 足立がわめいた。
 千葉は、屹立を握り締めて、顔をそむける美弥の口元をねちねちと追う。紅い唇へなすりつけ、上品な鼻をつつきまわしたあげく、暴発した。
「可愛そうに、……」
 堂前は、千葉が離れた美弥の顔をふきながら、自分の唇を美弥にかぶせていった。
バイヤー夫婦はハーフミラーの前から離れた。
<第14章 女の崩壊(1)おわり この章つづく>


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