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おっぱい搾乳訓練所
【学園物 官能小説】

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9.おっぱいエコー-1

 診察室の奥には、既に数台の大型機器が並んでいて、最初に朋美が連れていかれたのは『エコー検査』用の装置だった。

 椅子に拘束されたままの朋美に、みさきが『木製リング』を嵌める。 いつものように乳房がパンパンに、いや、カンカンに膨れるまで圧迫し、ギュウギュウとリングに収まった。 それから女医がドロドロのゼリー状な液体を乳房に塗り、エコーマイクを乳房に押し当てる。 内部の音波反響を測定し、反響の差異でもって、乳腺のしこりや石灰化を探すことが目的だ。 

 グリグリ、グリグリ。

 乳房の表面をなぞるだけではなく、乳肉に押し込むように、力を込めてエコーマイクを押しつける。 カンカンに搾った乳房が圧迫されのはそれなりに辛い。 けれど、触診で散々虐められたあとだけに、このレベルの苦痛なら、朋美にとって十分に耐えられる範疇だ。 ニュルニュルした感触も含め、愉しむ余裕すらある。 

「そうねぇ。 今のところ異常は見つからないわねぇ」

 これが乳腺、これが乳脂肪、これが乳管……と説明しながら、女医はエコーマイクを操作する。 動画形式で映される朋美の乳内は、若さもあって小粒な乳腺がビッシリ埋まっており、1つ1つの乳腺は未発達なものの、はち切れんばかりに詰まっていた。

「OK、異常なし。 マンモグラフィーにいきましょう」

 ガラガラ、椅子ごと隣の機械に移る。 普段搾乳している『水車搾乳機』によく似た機械だ。 女医曰く、弱いおっぱいは乳腺が劣化し、石灰化してしこりになる。 悪性の石灰化がないかを、乳を挟んで平べったくしたうえで、X線撮影で調べるという。 さきほどのエコー検査がそれほど苦痛でなかったため、少し緊張がほぐれたようだ。 朋美は、みさきと女医がマンモグラフィーを操作する様子を落ち着いて眺めた。

 まず、搾ったおっぱいの乳首を挟み、おもいっきり前に引っ張る。 床と水平になるまで伸びた乳房の上下に、圧迫用のローラーがセットされる。 このローラーで乳房を挟んで伸ばしながら、X線で撮影だ。 エコー検査よりはるかに苦しいが、まだ何とか耐えられる。 このまま早く撮影してください――ギュッと歯を喰いしばって祈る朋美。

 けれど、マンモグラフィーは朋美の予想を裏切った。 現状は撮影の前段階に過ぎなかった。 女医が機械を操作して撮影する一方、みさきは乳房を撮影に適したように圧搾するのだが、それが常軌を逸していた。

「厚さが2センチ以内じゃないと、正確に撮影できないんです〜。 ちゃんと圧し潰してあげますから、ジッと我慢してくださいね♪」

「動いたら撮影やり直しなんですよ〜。 一度で済ませたかったらジッと動かないでください〜」

「ペチャンコな状態が長く続くと壊死しちゃうから、一瞬で、一気にいきますから〜……せーのっ」

 ミチミチミチッ!

 朋美の右乳房が悲鳴をあげた。 触診にしろ、水力乳搾りにしろ、セルフ乳搾りにしろ、どの搾り方も想像の範疇にある。 けれど電気機器を用いた圧搾は、おっぱいをおっぱいとも思わない、相手の都合をまったく考えない乳搾り。 『搾乳環』と同様に冷たい鉄のローラーが、『搾乳環』に倍する圧力で、しかも間髪いれずいきなり朋美を襲ったのだ。 

「……っっ!? かっ……は……!!」

 絶句、痙攣、思考停止。 朋美の頭は真っ白になる。 束の間記憶が飛んで、何が何だか分からない。 おそらく一瞬で気を失って、すぐに意識を取り戻したんだろう。 悲鳴をあげなかったのは痛みが少ないからでなく、痛すぎて舌が引き攣ったからだ。 

「あ……が……あがぎ……」

「おおっ、1回で成功ですよ! 次は側面を撮影します。 今の調子で頑張りましょう〜」

 朋美が白目を剥いて、口から泡を吹いていることに気づいてか気づかずか、すぐさま次の撮影に入るみさき。 2つのローラーが90度回転し、乳房の左右を圧迫する。



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