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14's CHOCOLATE
【コメディ 恋愛小説】

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Lover's CHOCOLATE-1

「…すっ、好きっスッ!!アタシと…付きっ、つきゃっきゃって…ゴメン、今の無し。…付き合ってあげてくださいっ!!」



―昨日―

「日菜…アタシ…明日、告る!」
「コノ…うぅ。偉い、良く言った!!明日は終業式。三年生になってクラス変わるかもしれないもんね」
「アタシ、今、最高にMAXに哲希のコト好きなのっ」
「最高とMAXは同じ意味だよ、コノ…。あんたの語学力はちょっと心配だけど、応援してる!コノの思いぶつけちゃいなっ」
「あざぁーーっすッッ」

―今日の朝―

「ねぇ…変じゃない?」
「え…何が?」
「アタシが…」
「ものすっっごい変…。目泳いでるし、唇気持ち悪い色だし、指ボキボキ鳴らし過ぎだし、Yシャツのボタン掛け違えてるし、地団駄踏んでるし、何より鼻息荒すぎっ!!」
「……」
「コノ…?大丈夫?」
「…ンッフーーッッ!!」

―一時間前―

「分かり切っていることだと思いますが、三年生は受験の年なのです。気を抜かず、しっかりと勉学に励んでください!!」
「…ぜんぜぇぇ…ぅぐっ、ひっく…」
「!?萩原さん、どうしたんですかっ」
「グラス替えじないでぐだざいぃ〜っ!!ウエェ〜ッッ」
「コノッ!落ち着いてっ」「うっ、おっ、お願いじまずぅぅ!!皆と離れたぐないんでずよぉ〜っっ!!ぜんぜぇぇ〜!!」
「キャーッ!!誰か萩原さんを止めてぇ!!」

―十分前―

「落ち着いたか?」
「うん…」
「つぅか、何で俺らは保健室に閉じ込められてるんだ?」
「説明しよう。アタシが教室で泣き喚き、はがい締めにして押さえ付けた哲希ごと、『やかましい』という理由故、先生が終業式が終わるまでここに隔離したからでアール」
「…お前、アホか!?」
「ごめん、哲希…。だって…アタシ、このクラス好きなんだもん」
「だからって…仕方ねぇじゃん。この学校はそういう決まりなんだから…」
「……うん」
「いいか?クラスが離れたからって俺等の関係がどうなるって訳じゃねぇだろ?何も変わらない。我がクラスは永久不滅だ!!」
「…違うよ」
「へ?」
「アタシが一番気にしてるのは、クラスがどうこうよりも哲希のコトなんだよ…」
「…え」
「アタシ…アタシ、哲希と…はっ、離れたくなかっ、たから…」
「えと…コノ子?」
「…いい!?今からアタシ、すっごいコト言うから!!一回しか言わないからよく聞いてねっ!?わかった!?」
「…おす」


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