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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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健の告白-7


「 、、、。」


『 常盤さんが可哀想。 』

『 もったいなくない?
   タクミは、、
    モテる方だし。 』



『 年上はやめときなね。
  相手が可哀想だから。』


  健も 

    あいつも

    分かってない

 女が年上だと不利だって
  思い込んでる あいつらに

 俺達の事が 分かるわけない

 何年一緒に居たって

 俺の 有利な時間なんて
  
 相手が ちづちゃんなら

    来ない

  
 結婚してって
  この先、何度言っても

 きっと 

  信用 してくれない


「タクミ君?
  髪、乾かした?」

「、、、ぁ。 んーん、まだ。」

「風邪ひーちゃうよー?」

パジャマ姿のちづるが、
タクミの隣に座る。
音楽番組を見てちづるが言う。

「ぁ、、新曲〜。
まだ聞いてないんだ、これ。」

「、、 、あのさ。」

「んっ?」

「俺、、言ってない事、、。
          ある。」

「? なぁに?」

「こないだ、カラオケでさ、、」

「 ?」

「由佳が来たって、言ったじゃん?」

「 ぇ? 、、うん。 」

  ぇ? 

    ゆか ちゃん ?

「そんで、、
由佳に言われたんだよ。
 2人で、話したいって。」

「、 、 、、、。」

「、、、 そんで、
 部屋で、2人になって、、。」

「、 、、、。」

「手を、、握られて 、」

「、!  、 〜っ 」


ちづるは、
うつむいて青くなった。
タクミは責めるような目で
ちづるの顔を覗きこむ。

2人はしばらく沈黙する。

ちづるはうつむきながら、
タクミからの次の言葉を予想する。

「、 、〜っ 、、」

『由佳と、そのままキスした』

『由佳が、、。
 やっぱり好きなんだよね』


  タクミ君 

 ゆかちゃんの 所に


   戻るの ?


「、 、、っ タクミ君 、」

「  何?」

「私、、、」

「うん。」

「、 〜っ 寝る ね。」

「、、、え?」

「 〜っ だって、それ、、
 大事な 話でしょ?
 私、、、今日は
 お酒も 〜っ飲んじゃったから」

「、 、 、、。」

「ぁ 明日、ちゃんと話聞くから 」

「、、、ちょっと 、」

「今日は、、ごめん 〜っ
  おやすみ っ  」


ちづるは立ち上がると
寝室へ行ってしまった。


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