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おっぱい搾乳訓練所
【学園物 官能小説】

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2.朋美の屈伏-2

「で、そのおバカな乳首を抓ってもらった肝心の感想は、どうなのかしら」

「気持ちいい……です。 も、もっと抓ってください。 あの、あたし……変態です」

「その調子よ。 じゃ、最初からどうぞ」

 ギュムッ。 コリコリと弄んでいた乳首を、これまで以上に捻りつぶす。

「ひぎっ……! と、朋美の大きいだけでだらしない、粗末なお乳首を抓っていただき、ありがとうございます! もっと抓ってください、あたしは変態ですっ!!」

 叫んだ朋美を待っていたのは、無情な女性の一言だった。

「声が小さい。 『気持ちいい』もない。 全然ダメ」

「え、ええっ? そんな……」

 朋美としては、あらんかぎりの大声で言われた通りにしたつもりだった。 それをあっさり『小さい』と切り捨てられるなんて……。

「やり直し」

 ギュムッ。 先ほどに勝るとも劣らない激痛が乳首を襲う。 何度も何度も抓られ続け、既に乳首はパンパン、いやカンカンに腫れていた。

「朋美の大きいだけでだらしない、粗末なお乳首を抓っていただき、ありがとうございます! きっ、きも、気持ちいい、も、もっと抓ってください、あたしは変態ですっ!」

「噛みすぎ。 全然ダメ。 こんなんじゃ訓練にならないわ」

「そ、そんなぁ……」

 朋美としては、言われた通りに必死で頑張っている。 既に見栄も外聞もなく、逆らう気持ちは……心の底にあることはあるけれど、搾乳環の激痛を前にして、背に腹は替えられない。 ちゃんと言う通りにしようと頑張っているのだ。 ところが、そんな朋美の必死な眼差しを嘲笑うかのように、女性は口許に笑みを浮かべる。

「貴方、もう一回じっくり反省した方がいいみたい。 さっきはお乳の芯まで反省できてなかったのね、きっと。 次、ちゃんと出来なかったら、もう一回『搾乳環』をつけてあげる」

 そういって、ギュムッ、何度目だろうか、乳首を力いっぱい捻りあげた。 こうなっては痛みなんて感じている暇はない。 朋美は思いきり口を拡げ、

「朋美の大きいだけでだらしない、粗末なお乳首を抓っていただきっ、ありがとうございまあす! きっ、気持ちいい、もっと抓ってください、あたしは変態でえすっ!!」

 ありったけの声をあげた。 噛むことも無く、羞恥にどもることもなく、惨めさに怯むこともなく、だ。

 自分に出せる最大の声をあげたんだから、これならきっと許してくれる――そんなささやかな希望すら、女性は与えてくれなかった。

「不合格。 契約したいんなら、表情が悪すぎるわ。 なにそれ、泣きながら喚き散らして……悲劇のヒロインにでもなったつもり? 笑顔以外は認めません」

「え……」

「貴方はおっぱい星人になりたいんでしょう。 乳首が気持ちいいんでしょう。 だったらそれらしく、自分のことを嗤いながら、笑顔で感謝して、挨拶するのが筋じゃなくて? まあ、別に嫌ならいいんだけどね。 搾乳環が好きなコもたまにはいるし、貴方がそうじゃないとも限らないし」

 女性が乳首から手を離し、椅子から立って朋美の背後に回る。 パチリ、搾乳環が嵌め直される金属音。 

「え、え、え……?」

「また後で、気が向いたら来てあげるから」

「えっ……ちょっ、そんな、ま、待って……嘘……」

 パクパクと舌を引き攣らせる朋美に構わず、

「バイバイ♪」

 ポチリ。 ウィーン、ウィン、ウィン、ウィン――あっけらかんと声をかけ、搾乳環を起動させると、女性は部屋から出て行った。 パチン、部屋の電気が落ちて暗闇が訪れた後には、

「いや、いやだぁ……痛い痛い痛い、ひぃぃぃぃぃ!!」

 か細い朋美の悲鳴が、細く長く糸を引いた。


 ……。


 二度に渉る『搾乳環』。 朋美の乳房はパンパンに、いやカンカンになるまで搾られ続け、今や乳房というよりも乳肉だ。 定期的に弛んで血行を維持する三段搾りは、一か所がきつく搾ったと思うと、他の場所が緩む仕組みだ。 常にどこか場所が搾られっぱなしなため、朋美が息をつく暇はない。 気絶でも出来れば楽なのに、継続して痛みが与えられるせいで身体が慣れてしまったのだろうか、意識は常に鮮明なままだ。 いっそ乳房がもげてしまえば終わりになるのに、三段搾りは乳房を交代交替で休ませる。 鬱血して腫れあがっているものの、乳房はいつも以上に艶めいていて、むしろ以前より健康的なくらいだ。 

 激しい圧迫に喘ぎながら、ただ与えられる猛烈な乳房、いや乳肉への刺激に耐えていると時間の感覚がなくなってゆく。 朋美は、一体何時間搾られ続けているのか分からくなった。 丸一日以上搾られている気もするし、まだ十時間も経っていない気もするし――実際は2時間に満たないのだが――考えてもどうしようもない以上、搾乳環が緩む僅かな間にたくさん息をすって、ゆっくり吐きながら激痛をやり過ごす。

 やがて女性が戻ってきて、朋美の胸を苛んだ悪魔の機械が停止した。 朋美は心底疲弊していたけれど、気力を振り絞って笑顔をつくった。 仮借なくおっぱいを揉まれれば、

「お乳房お乳房、モミモミモミ! お乳房お乳房モミモミモミ!」

 と叫び、乳首をコリコリ弄られれば、

「お乳首お乳首、シコシコシコ! お乳首お乳首シコシコシコ!」

 と鼻を鳴らしながら媚び、へつらう。

「朋美の大きいだけでだらしない、みっともなくて粗末なおっぱいを揉んでいただき、ありがとうございます! 気持ちいい、もっと揉んでください、あたしは変態です!」

 緊張のせいで引き攣った笑顔で挨拶する朋美に、

「……ま、ギリギリ合格点かな。 それじゃあ契約しましょうかねぇ」

 ようやく許可が下りたのだった。




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