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わかんない
【複数プレイ 官能小説】

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温泉旅行-13

「こちらは 三人とも お友達ですか?」
石田さんは 俺たちを見て 少し恥ずかしそうに聞いてきた
俺たちも 少し 恥ずかしかったかもしれない

「友達です 三人とも 街で暮らしてて こっちの藤原君が こちらで今住んでるから」
彩香は 俺も友達扱いという方法で会話を返した

「そうですか いえ この宿 三人とか四人で一部屋ってお客様 多いんですよ」
「家族とか?」
俺がそう聞くと 少し赤面した石田さんが口を手で隠して囁いた

「いえ、どちらかというと 恋仲の方々で・・・」

少し驚いてしまった
俺たちみたいな人たちが いるんだって思ってしまった

「じゃあ ここは 愛に満ちてる宿ってところでしょうかね」
翔がそう返したが
石田さんの赤面はそのままだった

「そういう言い方が 上手な言い方だと思います」
石田さんは 少し思い出したかのように 金庫の下から
ラミネートされた紙を取り出し
俺たちの前にそっと置いた

「いろんなお客様がいるってことで そういう意味でのお宿の注意事項です」
俺たちは その紙を 目で読んでいく

●他の部屋での就寝 或いは 他の部屋の方を招いての就寝は禁止です
●画像 動画撮影は コンパクトな機材でのみ お願いします
●部屋以外での性行為や 他のお客様等に迷惑になる行為をしないでください
●混浴上でのマナーは 浴場に書かれている注意に従ってください
●外部からのサービスを受ける場合は 必ず当宿の事務所を通してください
●就寝時 空室時は 必ず 鍵をかけてください
●アルコールやアメニティ、生理用品 避妊具など 内線でご注文願います

と いくつかある注意書きの中に 気になってしまう文が書かれている

「・・・・性行為とか、なんか すごいこと書いてるね これ」
俺は つい 言葉にしてしまった

「じつは 以前から そういったお客様が多いんです」
「え・・・・」
彩香が 赤い顔をしてしまった

「いえ、いいんですよ お客様が どんな関係で 何をされても・・・あ、いえいえ」
石田さんが 赤面しながら 言葉を探すというか 少し動揺していた

それでも 赤面したまま真顔になり
俺たちを見まわした
「確認だけさせてください お三方は 業者とかではありませんね?」
「業者?」
俺は 少しわかっていながら 聞いてみた

「え・・AV撮影とか・・・です」
「それはないよ 大丈夫」
翔は お茶をすすりながら 丁寧に答えた

「あと 男性 お二人が・・・あの・・・」
そこで 石田さんが 少し目を泳がせた気がした
でも 石田さんは 頑張って言葉にした
「そちらの女性の方に 乱暴なことをしたりは・・・しないですよね?」

「大丈夫 俺たち 仲いいから」
翔は お茶を置いて 優しく答えた

そこで 石田さんが 少し体制を崩していく
「はぁ・・・すいません・・こういう質問・・・苦手なもので」
「大変なんですね、過去に なにか大きな問題とかあったんですか?」
翔は 石田さんの方を見ながら 優しく聞く

石田さんは 少し困った様子になってから
「少しだけなら 後でお話しします・・今は業務を遂行しますね」
と 翔に返した
 


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