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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 情報その8 〜-3

『あとはメンテナンスだよね。 パーツによっちゃ、機械に入ったら一か月以上入りっぱなしな場合もある。 そういう時は、いくら鍛えていたって排泄を我慢しっぱなしって訳に行かないし、食事も摂らなきゃ壊れちゃうし、定期的に食事と排泄がある。 食事は『鼻チューブ』が基本かな。 鼻栓を抜いてチューブを喉奥まで入れて、一気に栄養剤を流し込むの。 水分補給も兼ねてて、だいたい1日1回のペースね。 パーツになったら分かるけど、時間の感覚が無くなっちゃうのがすごく怖い。 パーツにされてから何日経ったんだろう、あとどれくらい経てば解放されるんだろう、ずっとそればっかり考えるんだけど、誰も教えてくれやしない。 だから食事の回数で数えるんだ。 『鼻チューブが3回あったから、もう3日経ったんだ』っていう具合にさ』

 鼻にストローを挿して食事をさせられたことはあります。 あの時は単に悔しい、恥ずかしいとしか思っていませんでした。 まさか鼻チューブが日常になるシチュエーションがあるなんて、正直思ってもみませんでした。

 排泄も鼻と同様に『チューブ』で行うそうです。 肛門にはアナルプラグが差し込まれていて、アナルプラグにはチューブがついています。 チューブ越しに外部から便溶解液と浣腸液を同時に抽入され、チューブを通して排泄するのが大便排泄の運びですが、これは1週間に1度行われます。 小便の排泄は1日1回。 尿道プラグにカテーテルを指すことで、1日分たっぷり溜まった尿を出すことが許されます。 逆にいうとこの機会以外に排泄する便宜は図られないわけで……排泄を我慢するトレーニングをさぼっていたら、ここで痛い目をみる姿が目に浮かびます。



『で、お前たちの授業内容は『パーツ』用のプログラムを組むことと、『パーツ』になること。 『パーツ』っていっても、パワーショベルや発電所みたいな大がかりなものが人数分あるわけなくって、大型ラジコンのパーツが題材だよ。 ほら『つう』を見てみな』

 いつの間にか【B2番】先輩が両手に様々な部品を抱えて微笑んでいます。 タイヤ、軸、椅子、エンジンと思しき黒い箱。 そして目隠し、耳栓、鼻フックにボールギャグ、手枷足枷にラップバンドまであって、ちょっと待ってください、あの、これって拘束グッズがそろい踏みなんですけど……。

『あれをつけて、電気刺激通りにラジコンを動かすパーツになれ、ってわけ。 プログラムの組み方は今すぐ教えられる代物じゃないから、とりあえず今日は2人とも『パーツ』役を練習しよう。 プログラムは『にに』がなるべく分かりやすいやつを今作ってくれてて、それでやるからね。 一番簡単なラジコンくらいなら、大丈夫、すぐに『動かせる』ようになると思うよ。 それじゃ、どっちが先にパーツになるか決めなさい』

 顔を見合わせる22番さんと私。 出来ることなら後がいい、これは2人ともそう思ってるでしょう。 どんな風な指示がくるのか、どんな風に動けばいいのか、何もイメージできないままラジコンパーツになるなんて怖すぎます。 私からすれば、22番さんがラジコンと一体化する様子を見てからの方がいいのは明らかです。 ただ、22番さんにしたって同じ気持ちな筈で、腕組みして見下ろす先輩をこれ以上待たせるわけにもいかないし――と逡巡していたら、『私にパーツをやらせてください』と22番さんが名乗り出ました。 

 先輩方はにっこり頷き、22番さんを拘束します。 テキパキと目隠し、栓、フックにギャグを嵌めて、端正な22番さんお顔はすっかり豚がだらしなく口を広げた無様な仕様になりました。 その上で両手にボタンを取りつけます。 左右併せて10個を、1本の指に1つずつ付けました。 さて、電気刺激に反応しきれなかったり、間違えたボタンを押した場合はクリトリスへお仕置きです。 ということで、スタンガン風の火花をとばす装置がクリトリスに密着されました。 更に尿道へ『尿道栓』が、アナルには『アナルプラグ』がねじ込まれます。 私たちの身体が拡張されているとはいえ、太い栓が体内にめり込む様子は、いつ見ても背筋に寒気が走っちゃいます。 ただ、これで終わりじゃありません。 22番さんは両手を後ろ手に回された姿勢で手枷を嵌められます。 足はといえば、胡坐をかいたままでマングリ返しになった姿勢を組まされ、小型トランク大の箱の真ん中に押し込められます。 その上で足枷でもって固定され、箱にタイヤとエンジンが付けられて、あっという間に『人間ラジコン』が出来上がりました。 

 【B29番】先輩が私に『コントローラー』を渡します。 元々はビデオゲームの操作に使われたコントローラーで、十字キーと各種ボタン、LRキーからなっています。 渡された側としては、これで22番さんを操作しろ、ということでしょう。

 ボタンの意味も操作方法も分かりませんが、どうしようもありません。 先輩に顎で促され、私は『上』ボタンを押しました。 『前に進め』ようと思ったんです。 けれども22番さんが一体化したラジコンは、その場で直角に右へ曲がりました。 直後、22番さんくぐもった呻きを上げ、下半身がビクンと大きく震えました。



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