投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

憂鬱なお姫様
【その他 官能小説】

憂鬱なお姫様の最初へ 憂鬱なお姫様 39 憂鬱なお姫様 41 憂鬱なお姫様の最後へ

取引-15

王妃とティエラがそう話し合っていたころ、

ティアラは一人落ち着かない様子で、部屋の中を行ったり来たりと繰り返し歩いていた。


(お母さん、大丈夫かな?

なんだかあの王子、薄気味悪いよ・・・)


そう考えていた時、部屋をノックする音が聞こえた。

ティアラは母親だと思い、扉を笑顔で開けた。


しかしそこに立っていたのは、会いたくもないドミニク王子だった。


「ティアラ、わたくしを笑顔で迎えてくださるのですね?」


「・・・すみません、母と間違えてしまって。」


ティアラは素っ気ない対応をする。


「中で少しお話しても、よろしいですか?」


ティアラは焦った。

このセクハラ王子と二人きりになんてなりたくない。


「だめっ!!あ、すみません。部屋が散らかっているので、外で話しませんか?」


「ふふ・・・わたくしを警戒しているのですね?

いいでしょう、今日もいい天気ですから一緒に散歩なんていかがですか?」


憂鬱なお姫様の最初へ 憂鬱なお姫様 39 憂鬱なお姫様 41 憂鬱なお姫様の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前