投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

憂鬱なお姫様
【その他 官能小説】

憂鬱なお姫様の最初へ 憂鬱なお姫様 9 憂鬱なお姫様 11 憂鬱なお姫様の最後へ

舞踏会-8

―――数日後、いよいよ舞踏会の日を迎えた。


結局ティアラはダンスを習得することは出来なかった。

彼女の母も最初から期待していたわけではなかったので、

もしまた舞踏会が開かれる時があれば、その時までにマスターしてもらいたい。

と特に怒りはしなかった。


ティアラの叔母である妃も、ダンスを踊れないティアラを責めず、

短い期間でよく頑張ってくれたわね。と彼女の練習していた姿を思い出して、

褒めてくれた。


重い足取りで隣国の王子が到着するのを迎え入れるために、宮殿から城へと移動する。


(・・・隣国の王子なんてどうでもいい、こんな事している暇があったら、

ここを抜け出してラウルの元に会いに行きたいのに。

離れていた時間を埋めたいよ・・・。)


憂鬱なお姫様の最初へ 憂鬱なお姫様 9 憂鬱なお姫様 11 憂鬱なお姫様の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前