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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 情報その4 〜-3

○サンバ、ベリーダンス、ミツバチダンス。
 女性の踊りは、すべからく性行為を誘発する他動物からインスピレーションを得ているそうです。 サンバはアフリカの動物をイメージし、即興で腰と尻を振り続けるサンバ・ステップを刻みます。 衣装は自分の恥ずかしい部分をギリギリの布地で隠すことで、逆に恥部に視線を集めるために身につけます。 ゆえに乳首やオマンコ、肛門といった恥ずべき器官を隠す布地には、乳首を表す赤丸やオマンコを表す波模様をつけているそうです。 ベリーダンスは腹(ベリー)はもちろん全身をくねらせることで、性交する動物の仕草を暗示します。 上半身と下半身を繋ぐ腹、そして腰を中心に上下に分かれる動きは、片方が挿入、もう一方が埋没を表しており、大きく歪にくねらせるようすは子宮の奥まで挿入してもらう体勢に通じています。 ミツバチダンスは、或る時は床に寝そべり、或る時はがに股になり、或る時は片脚を真上に持ち上げながら、只管(ひたすら)背後に突きだしたお尻を上下に揺するダンスです。 何を表しているかはいうまでもなく、膣に殿方を受け入れた自分自身であり、エアセックスといって過言ではありません。 こういったダンス全般は性行為への激しい渇望をもっており、自分が如何に性行為に適しているかを示そうとするため、極めて下品で破廉恥なショーといえます。 人前で尻を振ることを、しかも自分が行う性行為をなぞる女性を、殿方は大切にしようと思うでしょうか? 答えは自ずから明らかです。


○バーレスク
 特定の様式を持たず、乳首、陰唇、肛門といった恥部のみを覆い、他を煽情的に飾り立てながら振舞うことを総称します。 踊り然り、給仕しかり、一芸しかり、歌唱しかり。 最後の一線を晒さない代わり、あらゆる手段で視線を恥部に集めようとする、恥知らずな仕草が詰まっています。 例えば呼吸と連動して上半身を揺すり、胸だけを激しく揺すったり。 極限まで喰いこませた下着で膣を挟み、もっこりと恥丘を強調したり。 バーレスク中は常に恥を掻いているにもかかわらず、乳首やオマンコを見せていないという理由で堂々と振舞っていて、私からすればそういう気持ちでいられることが滑稽に思えました。 


 その他にも『水芸』や『狂馬』、『全裸バレエ(春の祭典)』や『全裸ランニング』といった、自分の尊厳を売って貨幣に変える試みが沢山載っています。 種類もさることながら、どの項目にも恥知らずに振舞う女性の写真があり、或は作者の下半身でしょうか、説明文にあった仕草に取り組む肢体の映像が丁寧に添えられていました。
 
 こんな緻密なHPをいったい誰が作ったんだろう、と思っていたら、なんのことはありません。 【B29番】先輩が教えてくれたんですが、【B2番】先輩だそうで、思わず耳を疑っちゃいました。 身体や感性は優秀だなって思ってましたが、【B2番】先輩は他の分野でもすごく優秀な方みたいです。 正直、ぽやーっとした先輩だとばかり思っていて、同じ部屋で過ごしていたって、見えない部分なんて、そりゃあ、いくらでもありますよね。

 その上【B2番】先輩がCグループ生の時、同室の先輩は現在の【A4番】先輩だったと聞いて、二度ビックリしちゃいました。 確かに『娼婦の歴史』も『ショーの歴史』も、綿密な構成といい、丁寧な装丁といい、どちらもそこはかとなく似ている気がしました。 こういうセンスって、部屋で受け継がれるような類のものじゃないと思うんですが、ちょっぴり期待しちゃいますね。 私にも、同室先輩方の爪の先くらいには、重みがあるHPが作れたらいいなあ、って思います。 HPの中身に対しては思う所があるものの、ああいう方向性で優秀と認めて貰えるなら全然問題ありません。 先輩方の方向性をしっかり踏襲し、女性の価値が無くなってゆく1シーンを纏めようと思いました。


 ……。


 さて、残すところは最後のHPです。 これは【A1番】先輩が作ったものだそうで、『神話の歴史』というタイトルが振ってありました。 何でも世界の神話の中から女性に関する記述を集めたそうで、どんな内容なんでしょうか、興味があります。 ずっとモニターを見つめていたせいで、両の瞳がシパシパしますが、ギュッ、強く目を瞑って再度開きました。 先輩方が教えてくれる情報は、1つも余さず吸収させてもらうつもりです。






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