投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 228 「夏の出来事 5」 230 「夏の出来事 5」の最後へ

新しい玩具-8


タクミが自分の身体を
拭いてくれている。

ちづるは言葉を発しようとするが、
急激な眠気に襲われて声が出ない。

「、、はぁ、 、、 
    〜っ、  、 」 

  〜っ、 、、

 なんで ?

 なんでそこまで
    してくれるの ?


  〜っ、 嫌だ 私

   
   溺れるの 嫌

 
 タクミ君に

   溺れたくない 


「はーーい、、
 次はパンツはいてーー
パジャマも着ようねー?
、 、って、寝てる?
 ほらーー ばんざーい して?」


「〜っ、 ぅ、 、っ 」


  だって

   男の人は

  いつも いなくなるもん


 だから 今 溺れたくない


「ん、、
 これで、よーーし。
  おやすみー。」


「、 、 、、ん、 」


 タクミ君

  嫌い 

    私に 飽きてるのに

 結婚して とか

  ずっと一緒に って言ったり

  ついて いけない

   

薄暗い和室。

ちづるが眠ったと思っているタクミは、
自分のスマホを持つ。
友達とのグループラインに
メッセージが入っている。
友達の1人が【眠れない。】
というトークから始まり、雑談や
スタンプを送りあっている。
タクミも雑談に参加して、
今は学校の話になっていた。

ちづるは薄目で、スマホの灯りに
照らされているタクミを見る。

「、 、 、、 」


 私 

    つい この間 

メソメソしないって
    決めたんじゃなかった?

 なのに、、 なんで?

 なんで 私 
   こんなに弱いの?


 タクミ君 

   今誰と話してるの?

 ゆかちゃん だったら

    どうしよう 


 別れが 明日きちゃったら

   私は 
 
 どうすればいいの ?


  嫌だ っ ! 


      嫌 ! !


「、ちゃん、、
    ちづちゃんっ 」

「 ふ、、 っ、 、、
    ぇ?    」

「どうしたの?」

「 ぇ? あれ、、?」

「寝ながら、泣いてたよ?」

「、 、、ぁ、。」

 
  ぇ、 ? 


   寝て た ? 




「怖い夢でも見たの?」

「、 、 、、ゆめ ?」 

ちづるは時計を見る。
一瞬の考え事だと思っていたが、
40分ほど時間は経っていた。

「 んっ?」

「、〜っ、ん、うん、、
   多分、そう、、、。」

「そっか。
  おいでーー?」

「、 、、 」

「抱っこ、してあげるー。」

「 ん、 うん、、 。」

「ふふ、 、、
 寝ながら泣くとかーー
 小っちゃい子みたーい。
   どんな夢だったの?」

「〜っ、、
   忘れちゃった、、。」

「そっか。」 

タクミはモゾモゾと動いて、
ちづるの頭を抱えるようにして
抱きしめる。
ちづるは、
タクミの胸のシャツの匂いを
思いきり吸い込んだ。

「タクミ君、、
 暖かいね、、。
     〜っ、 、 」

 なんかまた 

   泣いちゃいそう 


「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 228 「夏の出来事 5」 230 「夏の出来事 5」の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前