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君が泣かないためならば
【女性向け 官能小説】

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「それでも相談してほしかったわ」

3人が3人にしか注意を払っていない時に
いきなり第三者の声が、夜の社内に響いた。

「私は信用できないのかしらん」

そう言ってにっこり笑った紗江子ちゃんが、綺麗な顔をして
影から現れた。

手には見せびらかすようにテープレコーダーが握られている。

「いやん。私ってば用意周到。さすが秘書課」

そう言って重田さんの神経を逆なでした。

「それをよこせよ」

テープレコーダーを奪い取ろうとした重田さんに紗江子ちゃんは
「無駄よ。証人がいるもの」
と、自分が出てきた影の方を向いて再び綺麗な顔で笑う。

「まったく。テレビドラマじゃないんだから」
と苦笑いをしながら、経営管理の新田部長が現れた。

「重田、全部聞かせてもらった。
明日の朝一番で辞表を出せ。それで目をつぶってやる」
「新田部長!」
「それが嫌ならこのことは明るみに出す。極地でくすぶってもらう。
俺がこの会社にいる限りキミの中央復帰はないと思え」
「新田部長、話を聞いてください」

「言い訳は聞かない。十分すぎるほどお前のやりたかったことは聞いたからな」

新田部長のその言葉に重田さんは舌打ちした。



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