若い男-5
和真にしても、口奉仕される経験が無かったわけではない。人並みに女性経験もあり、およそ一般的と言われる行為は、一度は経験している。
しかし、これほど気持ちのイイフェラチオは初めてだった。フェラに至るまでの悩殺的な熟女の前技に酔いしれていたこともあるが、直接しゃぶられてその感度は一気にＭＡＸ近くまで急上昇した。
（うっ、これはまずいぞ。すぐに出てしまうかもしれない）
実の所、望未のフェラテクはさほど大したものでは無かったのだが、雰囲気や考えてもみなかったシチュエーションに、倒錯に近い感情になっていた和真には、この時どんな行為でも至極の快楽と感じてしまっていたに違いない。
（こんなに早く出てしまうなんて、男としての面目が・・・）
やはり男はいつの時代でも、見栄を張りたいものである。特に性的な部分では、『早い＝みっともない』と言ったネガティブなイメージがつきまとう。少しでも長くもたせたいのは男のプライドだと言っても良いし、ほとんどの男性がそう思っているはずだ。
この時望未は、早かろうが遅かろうがそんなのは二の次。和真との昼間の情事が全てだったのである。
そんな望未の気持ちに気付くはずもない和真は、男の面目を守るために、その気持ちイイフェラチオを自ら振りほどき、望未の身体に襲い掛かった。
「ああっ、まだダメよ。もっとしゃぶらせてぇ」
真意だった。
熟女の淫らさを見せつける意図もあったが、それ以上に和真のチンポをしゃぶっていたかった。脈打つ熱いチンポは、ほとんど初めて味わうと言ってもいい。お情け程度の硬さしかない夫のチンポに比べて、はるかに硬いその物体は、同じ男性のそれとは思えないくらいに硬く立派に反り返っている。
（ああん、もっとしゃぶっていたいのにぃ）
それでも襲い掛かる和真を跳ね除けるようなことはしなかった。チンポをしゃぶりたいことは山々だが、こんなくたびれ始めた女性の身体に、目の色を変えて覆い被さってくれるなんて、それも今一番好意を寄せている和真が圧し掛かってきているのだ。
もうこれは僥倖に近いと言って良い。
「はぁはぁ、豊川さん」
「いやーん、望未って呼んでぇ」
他人行儀な和真の姿は興ざめしてしまう。せめてこの時間だけでもファーストネームで呼んで欲しかった。
「はぅはぁ、の、望未さん。オッパイ・・・オッパイ舐めさせてください」
言い終わらないうちに、和真の手が望未のブラのカップ付近を掴んだ。
「あぁ、はぁゆっくり、ゆっくりね」
少しだけ冷静になった望未は、強引に脱がせようとする和真を宥め、熟女らしく手招いた。
ブラがゆっくりと外される。ぽろんと少し垂れ始めたおおよそＤカップの乳が露わになった。
恥ずかしさはあったが、純な乙女とは違う大人な女を見せつけたいがために、手で隠すことはせず、逆に見せつけるように乳首を和真の鼻先に突き付けた。
「遠慮しないでいっぱい舐めてイイのよぉ」
望未は髪をかき上げながら、精一杯の虚栄を張った。
焦らすことなどせず。いや焦らす余裕などない和真は、いきなり乳首に吸い付いた。
「はぁぅっ」
少し手荒い扱いだが、敏感な乳首を口に含まれると、自然に甘い声が漏れる。
ペチャペチャと、乳首を舐められ、望未の乳首は早々に硬く尖った。
望未の乳首の勃起を感じ取った和真は、ここでようやく冷静にカラダを見ることが出来た。
今まで吸い付いていた乳首は、濃い茶色で、勃起していなくてもそれ相応の大きさであることが分かる。今まで経験してきたピンク色のつぶらなそれとは一線を画する代物だと感じた。
（これが大人の女性なのか・・・）
乳首だけではない。首元からうなじにかけて舌を這わせると、何とも言えないもわーんとしたイイ匂いがした。同年代の女性が柑橘系の爽やかな匂いだとすると、望未の匂いは完熟した桃のような甘くとろける感じだ。
和真は、その甘い匂いに包まれながら必死に望未の唇を吸った。望未も和真に応えるように口を大きく開け、必死に舌を伸ばす。二人の舌はびちゃびちゃといやらしい音を立てながら絡み合った。
舌を絡めながら和真の手が望未の股間を弄る。ビクンという反応と同時に、和真の指先に湿った感触が伝わる。望未の陰部が激しく濡れているのを感じ取ることが出来た。
「ああぁっぁー、あああん。はぁぁぁ・・・」
パンティの中に直接指が滑り込む。ザラザラとした陰毛をかき分け、秘部に到達するとヌルっとした生温かい汁気を感じる。指を動かすとクチュクチュといやらしい音が耳元まで届く。
「あああぁ、いやぁぁぁ」
ぎこちなくいじくっても、望未の身体は心地良さそうに反応してくれる。それだけ敏感な状態に浸っている証拠だ。
溢れ出る淫汁は、和真の指先に止まらず、掌にまで垂れ落ちてきた。ピチャピチャという音からジュプジュプと、更にいやらしい音へと変化し始めた。
パンティに手を掛け足首まで下ろす。クロッチの部分にはべったりとオマンコの汁が付着し、糸を引いていた。
そのパンティが望未の目に入った。スゴイ濡れ方だと感じていたが、まさかこれほどとは思っていなかったから、自分でも驚いた。夫との新婚時代の営みでもこんなに激しく濡れたことは無かったはずだ。不倫と言う禁断の行為がそうさせるのだとあらためて感じた。
背信行為だとはわかっていても、自分のカラダがこんなにも反応し、和真を求めていることに驚くとともに、もっともっと感じたい。髪の毛の先から足の指先まで痺れ上がる快楽で満たされたいという思いが強くなった。
そして、その快楽の導き手は夫ではなく、目の前にいる和真にしかできない事だと確信している。
オマンコに対する指による刺激は十分に堪能した。次は、この絡み合っている舌でベロベロと淫汁あふれる恥ずかしい部分を思いっきり責めたてて欲しい。
（あああっ、早く、早く舐めてぇ〜）