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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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待ち合わせ-4

女の子達を、思い出す。

ちづるは、タクミが女の子達に
話しかけられた時、
もうタクミの姿を確認していた。

北口の、屋外2階の
エントランスホールにつながる
エスカレーターを上がり、
15メートルほど歩くと
コーヒーショップがある。

エスカレーターを上がると、
すぐにタクミが分かった。
タクミは、
コーヒーショップの窓の方を向き、
ちづるに気がついていない様子だ。

すぐに駆け寄ろうとしたが、
女の子達に声を掛けられている。
ちづるは思わず、ビルの柱に身を隠す。
柱の陰からタクミ達の様子を見ていると、どうやらスマホで写真を撮っている様子だった。
ちづるは思う。

 もしかして、あれ
  タクミ君のファン!!?

    追っかけ とか?

 追っかけって、今は言わないのかな
 
   親衛隊  ?
  
 いやいや、、、

 親衛隊のがもっと古いか
  私のお母さん世代の言葉、かも
 
  タクミ君て、、
 もしかして、どっかで有名
 だったりして

  、 、、って、

  私 そういう人と
 今からデートするの!!?
 
 どーしよう

  なんか緊張する
      お腹 痛いかも

  あ、 れ ??

  終わった、、? かな

     どーしよう 

 帰っちゃおうかな
    って 駄目だよね

  ぁーーー

   緊張してきた、 ! 、


タクミは
辺りをキョロキョロと見回している。
ちづるに気がつくと、手を振る。
ちづるも思わず手を振り返すが、
頭の中のパニックは治まらず
独り言のような言葉が頭を埋め尽くす。
タクミの方に向かって歩きだす。

タクミを改めて見る。

スラッとした長身の身体。
黒い髪、整っている顔。
ホワイトベージュのトレンチコート。
カーキ色のパンツ。
男物の茶色いブーツ。

タクミに近づくにつれて、
ちづるは思う。

  わぁ、、 なんか

  かっこいい

 2人でいる時と
       違う かも

 2人で 居る時 ?

  そうだ 私 この人と

 半年も一緒に 居たんだ

 いつも 何を話してたっけ ?

 タクミ君の好きな会話って
   どんなだっけ ?

 、 、、今日
  どこ行くんだっけ?


『年上でしょー?
  リードしてーー。』

 前にこんな言葉 言われた事
    あった気がする

  っ、! 、どーしよう、 、

 とにかく 普通に 

  普通に
      普通 に っ !

   
 

胸がドキドキしていた。
気持ちを落ち着かせる為に、
ちづるは歩調に合わせて頭の中で
「いつも通り いつも通り」と
呪文のように唱えていた。


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