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愛すべき彼女と肉塊
【学園物 官能小説】

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Yuki:「似ている人」-3

それは口に出さずに、その白石はながモデルのオナホールを手に取った。

「じゃあ、これが瑠奈ちゃんのおまんこってことで決まりね。」

俺は手に取ったオナホールを瑠奈の目の前へ突き出す。

「だから…」

瑠奈はそう言うと、俺の右の耳たぶを力強く引っ張って、

「さっきから声が大きいんだってば!」

とヒソヒソ声で言った。

ここの店は、高校の同級生と遭遇しても不思議じゃない所でもあり、レジで会計を済ませて買ったものを早急にカバンにしまう。

瑠奈が買いたいものもあるらしく、それに付き合ってからしばらくして店を後にした。

お互いの自宅の近くにある、小さな公園に差し掛かった時に俺はあることを聞いてみた。

「瑠奈ちゃんってさ…。」

「ん?どうしたの?」

スマホを弄っていた手を止めて、瑠奈は俺の顔を見る。

「どういう時に、エッチな気分になる?」

そう答えると、瑠奈の顔は紅潮して、再びスマホに視線を戻す。

「そんなの…私だって分からないよ。」

「じゃあもっと聞くとさー…。」

俺がそこで溜めていると、瑠奈は何を言われるか怯えるような目で俺のことを見る。

「な、何…?」

「俺をオカズにオナニーする時って…どんなこと考えてするの?」

瑠奈は、スマホを見て動揺を隠すようにしながら、

「私、あの公園で見られた時みたいに…そういうことずっとやってるわけじゃないしっ…!」

と俺でも分かるくらいの下手な嘘を吐く。

「へぇ〜俺はしょっちゅう瑠奈ちゃんの体でオナニーしてるよ。はいっ、瑠奈ちゃんはどう?」

「私は…して…なぃ…」

語尾がどんどん小さくなっていくのと比例して、瑠奈は俺の目を見て、そして顔を伏せてしまう。

「俺は…正直な子が好きだなー。」

俺はそう言って、ちょっと前に久しぶりに陽と連絡を取った時の画面を開く。

「瑠奈ちゃんってあの店のモンブランが好きなんでしょー…?実は昨日たまたま親が買ってきたものが余ってるんだよね〜…。」

たまたま甘いものの話題になった時に、陽が偶然教えてくれた情報があって、まさかそれをエサに色々なことをする口実になるとはあの時は思わなかったが…。

「えっ!えっちょっとなんで知ってるの!?」

さっきまでの委縮してしまった様子から一転して、目を輝かせながら俺の肩に瑠奈の手が触れる。

「瑠奈ちゃんが大好きな、陽ちゃんが瑠奈ちゃんの好きなお菓子のこと、教えてくれたんだよね〜…しかもご丁寧にお店のことまで。」

「あっ…うっ…。」

まるで、モンブランと自分の自慰行為の事情を頭の中で天秤にかけているかのように、同様している様子で、声にならない声を出している。

「瑠奈ちゃんにあげちゃおうかなって思ったけど…俺嘘つく人にはあげたくないな〜。」

瑠奈に最後の追い打ちをかけていると、自宅の前まで着いていた。

「あ、じゃあもう家着いたからまた明日ねー。」

俺は門を開けて、家の扉の二つある鍵穴の一つに鍵を入れて開錠していると、服の袖を掴まれて、消えるような声で

「待って…。」

と瑠奈が言った。

瑠奈を籠絡した快感からの笑顔を堪えて、あくまで冷静を装いながら、

「どうしたの?」

と瑠奈の方を向く。

瑠奈はスカートと胸を抑えながら、下を向いていて、

「さっきのは…ぅ…嘘…。」

と消えるような声で呟く。

これだ。こうやって、瑠奈がどんどん壊れていく様を見ているのが、俺の中で代えられない快感になっていっている。

もっと、壊れて、淫れて、俺無しじゃ生きられない体になってしまったらいいのに。

体中に俺の記憶を刷り込んで。それでも俺は、陽の男だからもしそうなってしまったとしても、俺はそれを肯定できないけれど。

自分の理性を保てる自身は今でもある。

だが、最近の俺はその限界値を自分の身を呈して試しているのだ。

自分の理性の限界、それがどこで決壊するか。

堕ちるか、堕ちないか、ギリギリの境界線上に晒されて、背徳感に俺もまた毒されている。

限られた時間の中でしか、分からないことだと俺は思った。

「瑠奈ちゃんは、正直だね。」

そう言って俺は瑠奈の頭を撫でてから家へと招き入れた。





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