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時間よ止まれ!!
【SF 官能小説】

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時間よ止まれ!!-5

城ヶ崎の体からは、女子高校生の匂いがした。
「はぁ…いい匂いだ、城ヶ崎の恥ずかしい部分も、しっかりナメてやるからな…」
オレに性器をナメられても、城ヶ崎はシュートした時と同じ、清々しい笑みを浮かべていた…そのアンバランスな表情が、さらにオレを興奮させる。
「城ヶ崎…おまえに、いいモノを挿れてやるからな…」
オレは、バイブを取り出す。
「こんなオモチャを、今まで体に挿れたコトは無いだろう…さあっ、オモチャで遊ぼうな」
城ヶ崎の体を、床に座らせて自分から、脚を開いているような格好にしたオレは…手慣れた手つきで城ヶ崎の【おマ○コ】にローションを塗った。
「挿れるぞ…」
前方を見つめて微笑む城ヶ崎の体に…オレはねじり込むように振動するバイブを、ゆっくりと挿入して前後に動かした。

バージンを失っても、城ヶ崎は微笑み続けている。
「嬉しいのか…城ヶ崎、そうかそうか…じゃあ、今度は先生の本物を挿れてやるからな」
オレは、ローションでグチョグチョになった城ヶ崎の【おマ○コ】から、バイブを抜く。
「いやらしい、ポーズで先生とつながろうな」
オレは、横向きで寝かせた城ヶ崎の片脚を持ち上げると…城ヶ崎とも結合した。
前から、念願だった三人の女子高校生との、性行為を行ったオレの性欲は、やっと静まった。

「はぁ…城ヶ崎、おまえの体も最高だったぞ」
オレは、裸の城ヶ崎をシュートで、ジャンプしていた位置に持ち上げた。城ヶ崎の体は、空中にピタッと停止する。

不思議な光景だった…イタズラ心から、オレは空中に停止した城ヶ崎の両脚をグイッと…大きく広げると、胸と股間に手を添えさせて…空中でオナニーをしているような格好にしてたから…体育館を出た。
校舎の外に出たオレは、いつまでも沈まない夕日の中を、空中に止まっている鳥の群れを眺めた。「さてと…そろそろ元にもどすか」
あの三人が、時間の流れが元にもどった時…自分たちが、あられもない姿をしているコトを知って…どんな顔をするのか、想像しながらオレは心の中で念じた。
(動け!時間よ動け!)
カチッ…と、音がして、鳥の群れが夕日の中を飛びはじめ、時間が動き出した。

次の日…麻沼、追河、城ヶ崎の三人は学校を休んだ。
オレは、いつも通りの良い教師を装い…昨日の三人との淫らな行為の余韻〔よいん〕に浸りながら授業を進めた。
(最高だったなぁ…次は、どんなコトをやろうか)
オレの妄想は膨らむ。
(時間を止めて、どこかの部活の更衣室に忍び込んで…着替え中の綺麗どころの女子生徒だけを裸にしてから、抱き合わせてみるのも面白いな…)

オレは、レズっている女子高校生の更衣室を…ビデオカメラで撮影している、情景を想像して股間を熱くさせながら…授業を進めた。
「それじゃあ、教科書の次のページから誰か読んでもらおうかな…出席番号…」
そう言って生徒の方を見た、オレの頭の中で…カチッ…カチッと、例のスイッチの音が連続して聞こえた。
(んっ?今、二回続いて聞こえたような?)
さほど気にせずに、オレは教科書を読ませる生徒の、出席番号を指名する。
「…18番から」
そう言った直後、オレは生徒たちのオレに向けられている、異様な視線に気がついた。
まるで、薄気味悪いモノでも見ているような…そんな視線だった。
「んっ?どうした?先生の顔に何かついているか?」
教室の中に、異様な雰囲気の空気が広がっている。
生徒の一人が、口を開く…。
「先生、どうしたんですか…急に動かなくなって」
(えっ!?)
慌てて、教室の時計を見たオレは、背筋が寒くなった…時計の針が、いつの間にか10分間ほど進んでいた。
(時間が進んでいる!?い、いやっ…違う、オレの方の時間が止まっていたんだ!)
「あっ、ちょっと考え事をしていたもんでな…あっははは、先生は用事を思い出したから自習していてくれ」

そう言って、その場をゴマ化したオレは、急いで教室を出ると…体調が悪いと言い残して、学校を早退した…自宅である教員住宅に自転車で向かいながら、オレは焦った。

(もしかして、今まで時間を止めていた反動で、今度はオレの時間だけが勝手に止まるようになったのか?やばい…やばいぞこれは!!)
ペダルをこぐオレの額に、冷や汗が浮かぶ。
いつオレの時間が止まるか、わからない…こうなったら、しばらく学校を休んでじっとしているしかない。
(早く、早く…家に帰らないと!!)

この十字路の横断歩道を渡れば、オレの住んでいる教員住宅までは、あと少しだ。
オレは、青から赤に点滅をはじめた横断歩道を急いで渡ろうと、自転車を必死でこぐ。
渡りはじめた頃、視界の隅に…オレに向かって走ってくるトラックの影がチラッと映った。

次の瞬間…頭の中にオレの時間が停止する音が響いた…カチッ。

【完】


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