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義母と、違和感と、同級生と
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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義母と、違和感と、同級生と-11

「ああ、そうだ」
 謙吉が何か思いついたように立ち上がると、一旦部屋を出て行く。
「ちょっといたずらしてみよっか。亜矢さん」
 そう言って戻ってきた謙吉の手には、古めかしい機種の携帯電話。亜矢のものだ。
 謙吉は座り直していた亜矢に電話を手渡すと、何か耳打ちしながら横向きに寝かせ、華奢な
背中にぎゅっと抱きつく。
 亜矢はしばらく躊躇していたが、やがておもむろに操作を始め、通話の準備を整えた。
 その間に謙吉は肩に回した右腕で乳房を揉みしだき、太股の間に挟んだ左腕で亜矢の片足を
持ち上げながら、窓の外に見せつけるような体勢で再び挿入を始める。
「!」
 いきなりの着信に、肝試しで驚かされたみたいにびくっと肩を震わせてから、貴洋が慌てて
表示を確認した。
「っ!」
 すぐさま、走り出す。
 狭い隙間を抜けて家の前に出ると、全力ダッシュでそこから離れ、声の聞こえない位置まで
辿り着いてから通話ボタンを押した。
「あ、もしもし、貴洋?」
 聞こえてきたのは、普段と変わりない亜矢の声。
「あ、ああ。どうしたの?」
 息切れと感情のうねりを同時に抑え込みながら、貴洋が平静を装って応じる。
「や、やっぱり、お線香、貴洋に買ってきてほしいの。駅前の仏具屋さん、でっ」
「線香? でも母さん、帰りに買ってくるって……」
「う、うん。でも今日は急に遅くなることになって、買いに行けそうに、ないから。だから、
夕食も自分で済ませ……んっ、済ませて、ちょうだい。ごめんね、貴洋」
「……」
 亜矢の様子がおかしくなっているのは、貴洋にもすぐ理解できた。
 間違いない。
 今、亜矢は、謙吉に突かれながら喋っているのだ。
 結合部をぐちょぐちょに濡らし、恍惚の表情で悶えながら、襖の向こうに見せつけるような
はしたない格好で息子と会話を続けているのだ。
(っ……)
 貴洋の心が、たるんだゴムのようにゆわん、と揺れる。
「母さん、大丈夫? なんか変だよ。後ろで妙な音もしてるみたいだし……」
 意を決して、聞いてみた。
「そ、そう? そんなこと、ないわよ……んっ、あ、こ、この電話機もう古いから、そろそろ
ガタが来たのかも、ね。ん、んんっ……」
 返ってきたのは、あまりにも分かりやすすぎる、嘘。
「……そっか。分かったよ。線香ね。買っとく」
「う、うんっ、よろし、く。ごめん……ね」
「……」
 いよいよ艶かしさを帯びる亜矢の声から逃げ出すように、貴洋はそっと、電話を切った。


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