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恋人宣言
【女性向け 官能小説】

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それから、火曜日と水曜日は真樹も含めて
数人の人と三浦さんと一緒に飲みに行った。

「明日の木曜日は私、用事あるので」
と水曜の帰り際に三浦さんに伝えると
片方の眉を上げて
「どんな用?」
と聞いてきた。

「明日は誕生日なんです」
ウキウキしてそう答えれば
「遠距離の彼が来てくれるんや?」
と、おかしそうに笑う。

「え?葵ってば彼氏いるの?」
と、真樹が驚いて
「あれ?山口さん同期やのに知らんの?」
と、三浦さんはこれまた楽しそう・・・

「三浦さんは知ってるんですか?」
「会うたこともある」
と自慢げに言って。

真樹や、他のメンバーも興味深々。
「いや。あの。本当に大した男じゃないから」
私はそう言いながら、三浦さんの手をつねった。

「まぁみんなもいつか会わせてもらったらええわ」
そんな風に口笛でも吹きそうな雰囲気で笑って逃げた。

全く油断も隙もない。

でも明日は 直哉と二人で過ごすんだ!
先週の土曜日に会えなかった分も甘やかしてもらう!

そう思っていたのに―――

「悪い。今から千葉の取引先に俺が行かないとだめな問題が出来た。
帰ってくるのは夜中だ。誕生日、今度でいいか?」

と、木曜日のお昼過ぎに、出先の直哉からメールが入った。



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