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中学一年生
【少年/少女 恋愛小説】

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ホモなのか?-1

ホモ少年と呼ばれた慈縁は更衣室で考えた。隣にいる三年生の高田先輩を眺めてみる。鍛えられた腹筋が露わに割れ、胸や腕も、余計な肉がなく筋張っていて美しい。こうなりたいものだと慈縁は願った。先輩の腋の下には黒々と毛が生えている。まばらだが、顎には髭も見える。自分の細い貧相な体と比べ、何と格好良いのだろうか。
「お前、ホントにホモなのか。」
突然、先輩に聞かれて
「いえ、違います。」
と慈縁は咄嗟に答えてしまったものの、もしもホモが今の自分のような感覚でいるのだとしたら、自分はホモなのではないかと考えた。
「あんまりじろじろ見ると、疑われるぞ。」
低く優しい声だった。先輩は特に気にしている様子もなく、それからズボンを着替えにかかった。慈縁は目を離すことができず、かがんだ横目で先輩の前の、重そうな膨らみを観


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