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エツコとオッちゃん
【女性向け 官能小説】

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エツコとオッちゃん-4

4.
「俺は飲むぞ」
 山路は取って置きのワインの栓を開けた。
「俺の誕生日みたいだな」
「オッちゃん、お誕生おめでとう。オッちゃんが生まれたお陰でこうして仲良くなれて、良かった」
 エツコの酌でワイングラスを傾ける。

「そうか、おまえ、俺に惚れてるんだろう」
「わかる?」
「そりゃなあ、オッちゃんは女房は居ないけれど、女には詳しいんだ」
「ふーん、女癖が悪いんだ」
「そんなことは無いよ。女性には優しいし、騙すようなことをしたこと無い。結婚しないって言うと逃げていくだけさ」

 冷蔵庫から取り出したサラミとチーズを肴に、エツコの酌でワインを飲む。それほど酒に強くない山路は、いささか酔ってきた。
 エツコが倒れて、病院の緊急に担ぎ込んだ夜、身包み剥いだ骨ばかりの胸にひっそりと乗っていたピンクの乳首。自然の摂理は、この娘盛りの胸にも春を呼んでいた。
 しばらく女を遠ざかっていた山路の男が、モリモリと目を覚ました。

「エツコ、オッちゃんの女にならんか?」
「うん、いいよ」
「なんだ、随分あっさりしてるんだな、普通は少し考えさせてくださいとか言うんじゃないのか?」
「考えたって、変わらないよ。エツコ、オッちゃんが好きだし、彼氏なんか出来そうもないし、21歳記念にオッちゃんの女になるよ」
「女になるったって、どう言うことになるか分ってんのか?オッちゃんがお前の処女を頂くんだぞ、・・・お前処女じゃなかったら、この話は無しだ」
「恥ずかしながら、正真正銘の処女でございます」
「そうか、オッちゃん今まで何人も女と付き合ったけど、まだ処女とやったことが無いんだ。お前がオッちゃんの栄えある初経験者になるんだぞ」
「こんなガリの身体で、大丈夫かなあ?」
「まあ、女は強いからなあ、おマンコさえ付いてりゃ、何とかなるだろう」
「随分えげつない言い方するんだねえ、オッちゃんは。若い女性には、もっとロマンチックにしないと、嫌われるよ」
「オッちゃん、嫌いになったか?」
「まあいいけどさ。オッちゃんはお医者さんだし、あたしも医療従事者の端くれだから、性器の話しなんか、どうってことないし・・・」



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